ウィル・スミス、米NFLフットボール選手の脳しんとう問題描く新作に出演
2014年6月10日 14:40
[映画.com ニュース] ウィル・スミスが、米プロフットボールリーグNFLの選手の脳しんとう問題に迫る新作映画に出演することになりそうだ。
ハリウッドでは現在、激しい接触プレーがつきもののフットボール選手の脳しんとうとそれが引き起こす脳へのダメージ、脳障害に関する映画企画が3本同時に進行している。そのうち、米バラエティによれば、スミスはリドリー・スコットがプロデュースを手がけるソニー・ピクチャーズの1作に出演交渉中だという。
同作は、米GQ誌にジャンヌ・マリー・ラスカスが寄稿した記事「Game Brain」の映画化。実在の神経病理学者で、2005年にNFL選手の慢性外傷性脳症(CTE)を最初に発見、報告したDr.ベネット・オマルの戦いとNFLの実態を描くもので、スミスがオマル医師を演じる。「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」のピーター・ランデズマンが監督と脚本を務める。
なお、同テーマを扱う進行中の企画の1本は、元NFLのワイドレシーバーという経歴を持つマシュー・A・チェリーが監督と脚本を手がけ、イザイア・ワシントンが主演する「Game Time Decision(原題)」。ワシントンが、退行性脳障害に苦しむ元NFL選手を演じる。
さらにもう1本は、2013年10月に刊行されたノンフィクション「League of Denial: The NFL, Concussions and the Battle for Truth」の映画化で、「フライト」「グラディエーター」のプロデューサーとして知られるウォルター・パークスとローリー・マクドナルド夫妻が、争奪戦の末に映画化権を獲得した。