指原莉乃×福田雄一監督「薔薇色のブー子」で目指した正統派アイドル映画の継承
2014年6月1日 04:45
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[映画.com ニュース] アイドルグループ「HKT48」の指原莉乃が、「ミューズの鏡」に続き、盟友・福田雄一監督とタッグを組んだ「薔薇色のブー子」。昨年のAKB48選抜総選挙で頂点に立った指原への“ご褒美”として製作された本作だが、指原演じる主人公・ブー子は落とし穴に落とされたり、車にはねられたりと終始災難続き。指原本人も変顔をしたり、白目をむいたりと到底アイドルとは思えない扱いで、イジられキャラの本領を発揮している。(取材・文・写真/内田涼)
映画は実家に引きこもる女子大生・幸子(普段から文句ばかり言っているので、ブー子というあだ名がついた)が、「自分を変えよう」とTwitter上で知り合った男性とデートの約束をとりつけるが、待ち合わせ場所に向かう途中、次々と不幸に見舞われてしまうという“アンラッキー・コメディ”。
福田監督が指原主演を想定し、オリジナル脚本を書き下ろした。「私も普段から文句ばっかり言っているので、共通する部分はたくさんありますよ」(指原)。スクリーンから伝わってくるのは、「ミューズの鏡」、そして深夜バラエティ「指原の乱」で培った指原と福田監督の揺るぎない信頼関係だ。「私にとって福田監督は……、お友だちです! さすがに撮影中は監督だと思って接していますけど、私の性格の悪さをわかった上で『おまえは悪いやつだからな』って楽しんでくれるので、私自身も助かりますよ」(指原)。
今作で目指したのは、80年代に数多く生まれたアイドル映画の継承だ。「僕らが子どもの頃ってドラマ、映画問わず、本当にたくさんありましたよね」とうれしそうに語る福田監督から挙がったのは、南野陽子主演の映画「はいからさんが通る」、小泉今日子が主演したテレビドラマ「あんみつ姫」、東宝映画が製作した「たのきんスーパーヒットシリーズ」などなど……。そこで必要になるのが、現役アイドルの頂点。つまりAKBグループのトップに立つ指原の存在であることは言うまでもない。福田監督も「実際、女優さんには到底できない演技をさっしーが存分に見せてくれた。本当に久しぶりに、正統派のアイドル映画が完成した」と誇らしげだ。
当の指原は「映画ですか? 興味は……、ないんですよ。楽しいことは楽しんですけど、周りに真剣に女優を目指している人もたくさんいるので恐れ多い。できれば、これを遺作にしたい」と女優業には消極的。「映画やミュージックビデオで自分の演技を見ても、もう笑っちゃって。もはや下手というより、意味わかんない! やっぱり、向いてないんですよ」と後ろ向きな姿勢を崩さない。
「女優になりたい人が、向いているとは限らないし。主役じゃなければ、いいんじゃない?」(福田監督)、「主役じゃないのに朝早いとか、それはそれでイヤですよ。別に女優として経験積みたいわけじゃないですから」(指原)、「もう、面倒くさいなあ!」(福田監督)、「でも、秋元さん(総合プロデューサーの秋元康氏)がやれと言えば、やるしかないので。私には断る権利がないんですよ。これは絶対、記事に書いてください!」(指原)。
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