藤原竜也演じる“モンスター”の孤独な叫びと恐るべき力 「MONSTERZ」本編映像公開
2014年5月29日 18:00

[映画.com ニュース] 藤原竜也と山田孝之が主演を務め、人間を意のままに操ることができる男と、その能力が唯一通用しない男の壮絶な対決を描いた「MONSTERZ モンスターズ」の本編映像を、映画.comが独占入手した。藤原演じる男が、その孤独で沈痛な心情を吐き出し、警察官を操って殺害してしまうという場面で、本編の中でも重要なシーンのひとつになっている。
目で見ただけで人を操ることができるが、その能力ゆえに怪物(モンスター)扱いされ、孤独な人生を歩んできた男(藤原)と、驚異の回復力と強靭な肉体を持ち、男が唯一操ることができない青年・田中終一(山田)の対決を描くサスペンスアクション。
男は、終一の活躍により一度は警察に捕えられるが、尋問する警官を巧みに操り、逃げ出すことに成功。やがて男だけでなく、終一も指名手配されてしまうことになる。今回解禁された映像では、ニュース番組で指名手配されたことを知った男が、自分だけ名前で呼ばれないことに驚き、大挙する刑事たちに、怒りとも悲しみとも取れる声で「俺の名前を知ってるか? 俺はちゃんと名前だってある人間だ。人間なんだよ!」と心の叫びを発する。そして刑事たちを互いに拳銃で撃ち合わせ、殺害してしまうという衝撃的な場面だ。
男には、母をかばうためにその力で父親を死に追いやり、やがてその母とも決別した過去がある。以来、必要な時だけ力を使い、誰にも存在を知られることなく孤独に生きてきたが、その心に抱えた大きな闇を垣間見ることができる映像になっている。5月30日から全国公開。
(C)2014「MONSTERZ」FILM PARTNERS
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント