ウェスファン必見！「グランド・ブダペスト・ホテル」のメイキング特別映像が公開

(C)2013 Twentieth Century Fox

［映画.com ニュース］レイフ・ファインズ、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ハーベイ・カイテル、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンら豪華キャストが結集したウェス・アンダーソン監督の最新作「グランド・ブダペスト・ホテル」のメイキング特別映像が公開された。

映画は、架空の国であるズブロフカ共和国の高級ホテルの伝説のコンシェルジュとして知られるグスタヴ・H（レイフ・ファインズ）が、顧客のマダムDの殺害事件に巻き込まれ、ホテルの威信を守るため、若きベルボーイのゼロ・ムスタファとともにヨーロッパを駆けめぐる。

このほど公開された映像では、雪の中の撮影風景や、凝りに凝った美術部門などを紹介。「映画の世界はリアルに、生き生きとした架空の世界を作り上げたい」と語るアンダーソン監督ならではの世界観を垣間見ることができる。老婆マダムDを演じたスウィントンは「雪景色が夢のようにきれいなの」と旧東ドイツのポーランドの国境の町で行われたロケを振り返り、アンダーソン監督の仕事ぶりを「新しいアイデアや場面をささっと作ってしまう手早いシェフのよう」と評している。

また、製作チームからもコメントが寄せられ、すべてオリジナルのデザインで作られたズブロフカ共和国の書類や標識、パスポートや国旗、通貨の細部を映し出すほか、撮影監督は時代と共に変化するスクリーンのサイズについて言及。模型を使った撮影についても、リアルさや質感がCG映像とは違うと、映像の出来栄えに自信を見せている。

「グランド・ブダペスト・ホテル」は6月6日全国公開。