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監督&製作者が明かす「オール・ユー・ニード・イズ・キル」映画化の理由

2014年5月26日 10:00

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ダグ・リーマン監督(左)と プロデューサーのアーウィン・ストフ
ダグ・リーマン監督(左)と プロデューサーのアーウィン・ストフ

[映画.com ニュース] 日本で生まれた小説をトム・クルーズ主演でハリウッド映画化した「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のダグ・リーマン監督とプロデューサーのアーウィン・ストフが、このほど来日。日本の文化から生まれたイマジネーションがハリウッドの最新技術、極上の俳優陣でどのように映像化されたのか。映画完成直前のタイミングで2人に話を聞いた。

舞台は謎の生命体の侵略を受ける近未来の地球。時空の“ループ”にハマり、戦場で死ぬたびに同じ時間に戻るという状況に陥った主人公が、同じ1日を何度も繰り返すことで敵を撃退する方法を徐々に学び、カリスマ的な女戦士とともに危機を打開していくさまが描かれる。

桜坂洋の原作小説「All You Need Is Kill」(集英社刊)は“ラノベ(ライトノベルの略)”と呼ばれ、若年層を中心に多くの支持を集めている。ストフは映画化に際し、作り手としてリーマン監督を選んだ理由を「壮大な世界観」と語る。「そこにはビジュアル面でのさまざまな可能性が秘められていて、中心には魅力的なキャラクターがいた。観客に、ユニークで独創的なイメージを提供できると感じたんだ。小説に絵はないけれど、良い監督は想像力を膨らませてくれるもの。実際、ダグが来たことで、この物語が現実の泥臭さを帯びているということに気づかされたよ」。

ボーン・アイデンティティー」を第1作とする傑作アクション3部作の生みの親、リーマン監督が手掛ける戦闘シーンでは、大規模かつ大迫力の映像が展開する。だが監督は「確かにすさまじいアクションだけど、その中にはユーモアがあるんだ。そしてラブシーンまでが加わってくる。人間性のない重々しい戦闘シーンだけでなく、いろんな世界が共存しているところにひかれたよ」と、“ラノベ”の要素を映画にも反映させていると強調。ストフも「現時点で見られる映像からは想像できないと思うけど、笑いながら楽しんでもらえるシーンがたくさんあるんだ」と自信をのぞかせる。

そして、クルーズの存在。彼が演じるのは、軍の広報官で、最初のうちはろくに銃も撃てずにうろたえるだけの軟弱者。クルーズのフィルモグラフィーの中でも、最も頼りない主人公といえそうだが、リーマン監督は「彼がこの映画でやりたがったのは、まさにそこなんだ」とほくそ笑む。

さらに「第2次世界大戦中ですらそんなことはしなかった!」とストフが驚きの声を上げたのが、英ロンドンのトラファルガー広場にヘリコプターを着陸させたシーン。リーマン監督は「トムがいたからこそ実現した」と語り、「みんなが『ありえない』ということを彼は笑顔で成し遂げてしまう。本当のカリスマさ。撮影でも、ヘリが急傾斜で降りてきて、スタッフはみんなヘリ酔いで、中には吐く者までいたんだけど、トムだけは何事もなかったかのようにさっそうと降りてきたよ(笑)」と振り返った。

オール・ユー・ニード・イズ・キル」は、7月4日から2D/3Dで全国公開。


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