ミスターセレッソ・森島寛晃氏「柿谷のゴールに注目してほしい」 W杯の展望語る
2014年5月17日 21:15
[映画.com ニュース] 世界最弱の代表チームがFIFAワールドカップブラジル大会の予選で初勝利を目指す姿を追った「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」の公開を間近に控えた5月15日、大阪・テアトル梅田で行われた同作の試写会でトークイベントが行われ、元セレッソ大阪のサッカー選手で「ミスターセレッソ」こと森島寛晃氏が登壇した。
素人の寄せ集めでFIFAランク万年最下位だった米サモア領の代表チームが、新たに就任した熱血オランダ人監督とともに一丸となり、悲願の初勝利のため奮闘する姿を追ったドキュメンタリー。国際Aマッチ史上最大の得点差となる「0対31」での敗北からはいあがり、変わっていくチームの姿を見た森島氏は「ジーンとしました。なかでもオランダから来たトーマス・ロンゲン監督が、人の気持ちを動かしていく姿に感動しました。こういう熱血さがまだまだ僕には足りないなと、映画を見てあらためて感じました」と感動しきり。「自分たちがやるべきこと、みんなが1つになってあきらめない姿勢など、国を背負う人の使命だと思います」と、理想の代表チーム像についても述べた。
6月14日にW杯初戦を迎える日本代表チームには、セレッソ大阪から柿谷曜一朗選手、そして、セレッソ大阪で森島氏が現役時代につけていた背番号「8」を引き継いだ経験のある香川真司選手や清武弘嗣選手も招へい。このことについて森島氏は「セレッソ愛を持った選手たちが、セレッソを離れた後も海外で活躍して、セレッソの名前をどんどん世界中に知らせてくれ、そして日の丸をつけてW杯メンバーに選ばれたというのは嬉しいですね」。注目選手については「上にあがっていくためには、点を獲らなければいけない。点を獲るといえば、柿谷。柿谷曜一朗が本当に必要だと思います」と柿谷選手の名を挙げ、「柿谷という選手はメッシ、ロナウド、カカとを並べても世界中があっと驚くようなプレーをする選手。ぜひとも彼のゴールに注目してほしい」と訴えかけた。
そして、優勝候補には「日本でしょ! 選手たちも、口に出して常に優勝目指して頑張ってほしいですね。これはありえることですからね。個人的には、ブラジルが気になりますが」と熱く語った。「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」は5月17日から劇場公開&オンデマンド配信。