新宿ミラノ、シネスクとうきゅう、丸の内ルーブルが閉館へ
2014年5月15日 13:20
[映画.com ニュース] 東急レクリエーションは5月13日、同社が運営する映画館の「新宿ミラノ」(新宿ミラノ1=1064席、2=588席、3=209席)、「シネマスクエアとうきゅう」(224席)、「丸の内ルーブル」(470席)の閉館を発表した。新宿ミラノおよびシネマスクエアとうきゅうは12月31日、丸の内ルーブルは8月3日を閉館予定としている。
新宿ミラノとシネマスクエアとうきゅうが入る新宿区歌舞伎町の「新宿 TOKYU MILANO」(旧・新宿東急文化会館)は、映画館2館「ミラノ座(現・新宿ミラノ1)」「新宿東急(現・新宿ミラノ2)」とスケートリンクを擁した複合ビルとして1956年12月に開館。その後、67年12月にスケートリンクに変わり、ボウリング場「新宿ミラノボウル」、81年12月にシネマスクエアとうきゅう、97年3月にコンビニエンスストア「ファミリーマート西武新宿駅前店」がそれぞれオープン。また、65年12月には新宿ミラノ新館が開館し、71年11月には同館内に「名画座ミラノ(現・新宿ミラノ3)」が開業した。
閉館の理由として同社は、近年シネマコンプレックスが映画興行の主流となり、近隣への相次ぐシネコンの出店により観客動員が減少したことや、ビル全体の老朽化などを挙げている。ビル全体の閉館に伴い、ボウリング場とファミリーマートも営業を終了する。
一方、丸の内ルーブルは千代田区有楽町のマリオン新館7階に87年10月に開業。映画ファンにとっては、場内にある巨大なシャンデリアや、上映開始時に「2001年宇宙の旅」の音楽としても有名なリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れることでもおなじみのロードショー館で、さまざまな大作映画を上映してきた。また、映画館初となるネーミングライツを導入し、05年から08年は館名を「サロンパス ルーブル丸の内」とするといった独自の展開でも注目された。同館は定期建物賃貸借契約により賃借している物件であり、その契約が満了になることに伴い閉館するという。
また、同社は渋谷にフラッグシップとなるシネコンを開業し、映像文化の発信拠点とするとしている。なお、新宿ミラノ1が閉鎖すれば、都内に座席数が1000を超える映画館はなくなり、TOHOシネマズ日劇1の944席が最大となる。
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