完成品を見て涙したジェイソン・ベイトマンが「ディス/コネクト」を語る
2014年5月13日 14:10

[映画.com ニュース] SNS上で起こった事件をきっかけに、心の絆を取り戻そうとする人々の姿をサスペンスフルに描く群像ドラマ「ディス/コネクト」。完成した作品を鑑賞して涙したという主演俳優のジェイソン・ベイトマンが、出演を熱望した理由や、ドキュメンタリー出身のヘンリー=アレックス・ルビン監督とのコラボレーションについて語った。
本作でベイトマンが演じたリッチ・ボイドは、仕事に忙殺され家族との会話をおろそかにしていた父親。このほど映画.comが独占で入手した本編映像には、息子が自殺未遂を起こした原因を見つけようと、妻の質問にも上の空でパソコン画面を凝視するリッチ(ベイトマン)の姿が収められている。
「僕自身も電子機器が大好きで、テクロノジーにはどっぷりつかっているよ。常にスマホをいじっているから妻に怒られるんだ」というベイトマンは、アンドリュー・スターンのオリジナル脚本にほれ込み「とにかく脚本が良かったから、何とかして作品に潜り込みたいと思ったんだよ(笑)」と語る。自身の日常生活と照らし合わせ「デジタルツールが一般化しているから(実際に)起こりうる話だと思う」と脚本のもつリアリティについて言及し、物語の描出が洗練されていたことから演じた時には「素直に感情が出せた」と振り返る。

そんな現実味をたっぷり含んだストーリーを映像化するのに、長編ドキュメンタリー「マーダーボール」でアカデミー賞にノミネートされたルビン監督は適任だったようだ。ベイトマンはルビン監督の演出方法を「僕らの演技から理屈抜きの説得力が出るように、監督は常に膨大なメモをとりながらセリフや動きを変化させていく」と説明し、「演じる方は、少しでも真実味が出るように心がけた」と互いの信頼関係をうかがわせた。
インターネット上での出会いやいくつもの物語が交錯する複雑なストーリーに、 2012年の第69回ベネチア国際映画祭では10分間のスタンディングオベーションが巻き起こった。本作がいかに観客の心をつかんだかがわかるエピソードだが、ルビン監督は「完成した映画を見てもらった時、ジェイソン・ベイトマンが泣いていたんだ」と明かし、「演じた本人の心に訴えかけられたんだから、これ以上嬉しいことはなかったよ」と満足げなコメントを寄せている。
「ディス/コネクト」は、5月24日から東京・新宿バルト9ほかで公開。
(C)DISCONNECT, LLC
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