井口昇監督、「ライヴ」主演の山田裕貴は「次の時代の松田優作」
2014年5月10日 19:20
[映画.com ニュース]井口昇監督が人気作家・山田悠介氏の小説を映画化した「ライヴ」が5月10日、全国9スクリーンで封切られ、井口監督をはじめ主演の山田裕貴、大野いと、森永悠希らが東京・ヒューマントラストで初日舞台挨拶に立った。
原作は、「リアル鬼ごっこ」などを手がけてきた山田氏が、2005年に発表した同名小説(KADOKAWA刊)。ある日突然、母親が拉致監禁されてしまったフリーターの直人。山田悠介の小説「ライヴ」をヒントにレースを完走するよう命じられた直人は、母親を救うため謎と死のトラップが待ち受けるレースに挑む。
主人公・直人を演じた山田は、「無事に初日を迎え、たくさんの方が見てくれたということが幸せ。この日が本当に幸せです」と感激しきりで、「座長と言われていますが、みなさんに助けられた座長です、過酷なスケジュールのなか眠りそうになりながらも、目がパチッとなるような演技をしたいと思って頑張りました」。井口監督から「最高! 次の時代の(松田)優作と呼びます!」とべた褒めされ、恐縮していた。
共演した大野は「すごく血が出たり人が死んでいくような映画ですが、反対に撮影現場は和気あいあいとしていました。すごく楽しくて幸せな作品を見てもらえる日が来てうれしい」とニッコリ。森永は「あれだけ血がぶしゃあっと出たりしているのに、あんなにさわやかに終わっているのはすごい」と自信をのぞかせた。
舞台挨拶には井口監督、山田、大野、森永のほか入来茉里、森田涼花、山本愛莉、亜紗美、佐々木心音、中別府葵、虎牙光揮、笠原紳司、デモ田中、須賀貴匡の豪華出演陣が出席。さらに、志垣太郎が飛び入り参加し、井口監督と山田を恋人同士に見立て青春映画の即興演技指導を披露すると、会場は笑いに包まれた。
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