ハリウッドの性的虐待に迫るドキュメンタリー映画製作へ
2014年5月7日 14:05

[映画.com ニュース] 「ユージュアル・サスペクツ」「X-MEN」シリーズで知られるブライアン・シンガー監督がこのほど、15年前に10代の少年を性的に虐待したとして訴えを起こされた。シンガー監督側はこの訴えを「完全なるねつ造」として否定しているが、原告の現在31歳の男性は、新たに3人の男性テレビプロデューサーらを性的虐待で訴えるなど、波紋が広がっている。
そんななか、女性監督のエイミー・バーグが、ハリウッドにはびこる組織的な性的虐待に関するドキュメンタリーの製作に2年前から着手していると、米The Wrapほかのメディアが報じている。
バーグ監督は、児童への性的虐待を扱った「フロム・イーブル ~バチカンを震撼させた悪魔の神父~」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたほか、米アーカンソー州ウエスト・メンフィスで3人の男児が殺害された「ウエスト・メンフィス3事件」を扱ったドキュメンタリー映画「ウエスト・オブ・メンフィス」でも高く評価されているドキュメンタリー作家だ。
バーグ監督は、トップシークレットのため詳細はまだ明かせないとしながらも、ハリウッドにおける性的虐待は、シンガー監督の一件などは氷山の一角に過ぎない大きな問題となっていると話している。同ドキュメンタリーはまもなく完成する予定だ。
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