ジャズトランぺッター日野皓正、竹富聖花&桜田通の演奏を称賛!
2014年5月6日 22:42

[映画.com ニュース] 音楽を通じての東日本大震災からの復興をテーマにした映画「MARCHING 明日へ」の完成披露試写会が5月6日、都内で行われ、竹富聖花、桜田通、西郷輝彦、香山美子、小林涼子、中田新一監督、ジャズトランぺッターで映画にも出演する日野皓正が舞台挨拶に立った。
4年前から企画されながら震災の発生を受け、原発や震災後の現状を脚本に加味しながら完成にいたった。横浜を発祥の地とするマーチングバンドと、福島県いわき市の漁港で続いてきたブラスバンドを通して、2つの港町の人々が心を通わせていくさまを描く。
この日は撮影に協力したいわき市民も会場に足を運ぶなか、劇中に登場する横浜のマーチングバンド「横浜ロビンズ」による生演奏が披露された。竹富は小学生の頃にブラスバンドでトランペットを吹いていたが、今回はメロフォン担当のため「撮影の1カ月ほど前から、一から練習しました」と明かす。マーチングバンドということで行進もしなければならず、「本番になると歩き方を忘れたり(苦笑)、難しかったです」と振り返った。
桜田はトランペットを受け持ったが、楽器を演奏するのは初体験。日野という偉大なトランぺッターとの共演を喜びつつも、「すごいプレッシャーで緊張しました」と苦笑い。この日もトランペットを生演奏をしながら登場し喝さいを浴びた日野は、桜田の言葉に「2人とも全然そう見えなかった。役者さんってすごいなと思った」と称賛をおくっていた。
日野は震災後、復興支援活動のため何度も被災地を訪れているが「こういうことが起きて、何10年も僕らはヘルプしていかなくちゃいけない。医者がどうにも出来ない時こそ音楽がある」と訴え、今後も活動を続けていくことを誓った。
「MARCHING 明日へ」は5月24日から神奈川で先行公開。
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