野村周平、初主演映画「クジラのいた夏」舞台挨拶で共演者のネタばれメッセージにダメ出し
2014年5月3日 14:24

[映画.com ニュース] 若手俳優の野村周平が5月3日、主演映画「クジラのいた夏」が封切られた東京・シネマート新宿で初日舞台挨拶を行った。共演の松島庄汰、吉田康弘監督とともに登壇した野村は、満席の会場を見渡し「たくさんの人に来ていただいて、ものすごくうれしい」と満面の笑みを浮かべた。
野村にとっては単独での初主演映画で、「皆さんに見てもらうプレッシャーもありましたけれど、役をやるプレッシャーが一番大きかった。でも、この作品への思い入れはすごかったと思う」と強調。「江ノ島プリズム」に続いて起用した吉田監督も、「すごく気合が入っていた。刃物を持っているようなギラギラした感じがあふれていて頼もしかった」と称えた。
人生の目標を持てずに上京するかどうかで悩む地方都市の青年チューヤを軸とした仲間4人による青春ストーリー。神戸出身の野村は、「高校に入ってからこの仕事を始めたので、仕事で東京に行くときに友達がお別れ会を開いてくれて、新幹線のホームまで来てくれた。その頃を思い出すことが多かったですね」と撮影を振り返った。
メインキャスト4人のうち浜尾京介は今年2月に芸能活動を休止、松岡卓弥はスケジュールの都合で欠席したが、ビデオメッセージを寄せた。だが、松岡が印象に残ったシーンという質問に対し、「消火器をぶちまけるシーンですね」と話した途端、野村は「それ言っちゃ、ダメでしょ」とダメ出し。実はストーリーの根幹に関わるシーンだったが、映像は「思いっきりぶちまけて気持ち良かった。本気で楽しんでいました」と続いたため、「ネタばれ満載でしたね。松岡くんはムードメーカーでいつでも元気だったので、彼らしくて面白い」と苦笑いしながらフォローしていた。
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