寺山修司の元妻、九條今日子さんが死去
2014年5月2日 14:43
1935年10月22日生まれ、松竹音楽舞踊学校卒業後、九条映子の名でSKD(松竹歌劇団)で芸能界デビュー。その後、松竹映画に移り野村芳太郎監督「黄色いさくらんぼ」(60)などに出演。1963年に結婚。67年に寺山さん、横尾忠則らと共に「演劇実験室 天井棧敷」を創立し劇団の初演「青森県のせむし男」を製作した。
寺山さんとの離婚後も仕事をサポートし続け、82年の最終公演「レミング:壁抜け男」まで全舞台の製作を担当。カンヌ映画祭コンペティション出品作品「田園に死す」(74)、「さらば箱舟」(84)などのプロデューサーも務めた。83年の寺山さん死去後は、青森県「三沢市寺山修司記念館」の設立や、寺山作品の著作権管理を行い、全国各地で講演活動を行っていた。通夜は5月4日、告別式は5日に新宿区・千日谷会堂で行われる。