押井守、演出面の変化語る 実写版「パトレイバー」で「役者と向き合った」
2014年4月16日 14:15

[映画.com ニュース] 監督最新作「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第1章」が公開中の押井守が4月15日、東京・新宿ピカデリーで「マモルの部屋」と題したトークショーを実施。第1回ゲストとして、本作にシバシゲオ役で出演している声優・俳優の千葉繁を招き、撮影の舞台裏や30年近い親交から生まれた逸話を披露した。
かつて押井監督が演出を手がけた人気アニメ「機動警察パトレイバー」をシリーズ全7章のイベント上映&来年GW公開の長編劇場版で実写化する。その先陣を切る「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第1章」が4月9日から全国20スクリーンで公開中だ。
実写作品でもメガホンをとった経験をもつ押井監督は、「演出は相当変わった。今回は役者さんと向き合って仕事した」と自身の“変化”に言及。以前は、演出面で大きな役割を果たした絵コンテも「役者さんを型にはめて、芝居を小さくしてしまう」という理由で、一切使用しなかったといい、「その日の役者さんの顔を見て『今日はどうしようかな』って。付き合い方も変わったし、役者さんを撮ることが大きなテーマになった」と話した。
千葉が演じるシバシゲオは、アニメ版から登場し長年愛される名物キャラクター。役名が示す通り、千葉本人をモチーフに生み出され、声優も千葉が担当した。「初めて見たとき『あっ、おれがいる』と思った。アニメの声優という感覚がなくて、役作りもしなかった」(千葉)。「THE NEXT GENERATION パトレイバー」では俳優として“顔出し”出演し、アニメと実写の橋渡し的存在を果たしている。
長編劇場版公開まで足かけ1年をかける壮大なプロジェクトは、幕が開いたばかりで、押井監督は「エピソードを追うごとに楽しくなる仕掛けになっている。ドえらいお金を使ったので、ここでコケると仕事ができなくなる」と必死のアピール。千葉も「皆さんの愛だけが頼り。ぜひ来年のゴールデンウィークまで応援、お願いします!」と盟友の新たな挑戦を後押しした。
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