ブラッド・ピット、オハイオ州の高校生レイプ&ハッカー事件を映画化
2014年4月10日 11:50

[映画.com ニュース] プロデュースを手がけた「それでも夜は明ける」で、みごとアカデミー賞作品賞を獲得したブラッド・ピットが、再びアメリカの暗部をテーマにした野心作の製作に乗り出すことがわかった。
新作の題材となるのは、2012年8月に米オハイオ州スチューベンビルで発生した、高校の花形フットボール選手ふたりによる16歳少女のレイプ事件。町のティーンエイジャーが集まったパーティで、泥酔した少女を少年らが暴行したうえ、その場にいた人間がその様子を撮影した写真や動画をSNSやYouTubeに投稿していた事件だ。
さびれた田舎町のスチューベンビルでは、唯一全国に誇れるのが同校のアメリカンフットボールチームだったため、現場にいた者も含めて、町ぐるみでスター選手の犯行を隠ぺいしようとした。しかし、SNSへの投稿を見た犯罪専門ブロガーやハッカー集団「アノニマス」の追求により、やがて事件は全国的に知られる一大スキャンダルとなった。
本プロジェクトは、米ローリング・ストーン誌に掲載されたデビッド・クシュナーの記事「Anonymous vs. Steubenville」を映画化するもので、レイプ事件から派生した問題が中心となる。主犯である少年ふたりには有罪判決が下されたが、最長で2年の実刑であるのに対して、「アノニマス」のメンバーで事件を暴露したとされる26歳のデリク・ロスタッターは、ハッキング容疑でFBIの家宅捜索を受け、最長で10年の実刑を宣告される可能性があるといい、アメリカの司法制度の不公平に焦点を当てる。
現時点ではスタッフ・キャストともに未定。ピットの製作会社プランBと、ブレット・ラトナーの製作会社RatPac Entertainment、ニュー・リージェンシーが共同で製作する。
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