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小澤亮太&入山法子のリアルな演技に宮本監督は胃痛発症?

2014年4月5日 14:27

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「共に歩く」初日挨拶に出席した 小澤亮太、入山法子、宮本正樹監督
「共に歩く」初日挨拶に出席した 小澤亮太、入山法子、宮本正樹監督

[映画.com ニュース] 映画「共に歩く」が4月5日に公開初日を迎え、主演の小澤亮太、ヒロインの入山法子宮本正樹監督が都内の劇場で舞台挨拶に登壇した。精神的に不安定な恋人を支える教員・哲也を演じた小澤は「こうした作品への挑戦が初めてで、教師役も初めて。哲也自身の“気づき”をどう表現したらいいのか? いろんな悩みがあり、難儀でした」と振り返った。

入山は「私にとってもこうした役は初めてで、やりがいのある役をいただけたという思いだった」と最初の印象を語る。「キレイではない感情を吐き出すキャラクターでしたが、小澤さん、というか哲ちゃんが目の前にいてくれたからこそ吐き出せる感情だったと思います」と小澤に感謝。一方の小澤は「本当に怖くてビビっていました(笑)」と入山の迫真の演技を称えた。

他者に認められることでしか自己承認欲求を満たせず、自己犠牲的な献身を強迫的に行う傾向を持つ人やそうした人間関係を表す“共依存”。過去のトラウマからこの共依存に陥った女性と彼女を支える恋人をはじめ、3組の人間関係を描き出す。

宮本監督は実体験を脚本にしており、この2人の関係は自らと大学時代の恋人をモデルにしたと告白。「現場で再現されると、リアルであればあるほど、映画としてはいいことなんですが、僕は胃が痛くなりました」と苦笑い。それでも、「少しでもこうした人たちの助けになればという思いがあり、また世の人たちにこういうことがあると知ってほしかった」と言葉に力を込めた。

小澤は“共依存”という状態について「身近なことだと思うし僕自身、似たようなことはあります」と語り、入山も「好きすぎて相手を束縛してしまったり、一人になるのが怖くて周りを巻き込むというのは身近にあること」と同調していた。

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