大森南朋、魂の叫び 「捨てがたき人々」予告編を独占入手
2014年4月1日 18:00

[映画.com ニュース] 鬼才・ジョージ秋山氏の漫画を大森南朋主演で実写映画化した「捨てがたき人々」の予告編を、劇場に先立ち映画.comが独占で入手した。
金も仕事もなく、絶望と鬱屈を抱えて故郷の長崎県・五島へ舞い戻った男・狸穴勇介が、顔にアザのある女・岡辺京子(三輪ひとみ)と出会い、衝動にまかせたセックスから始まる2人のどうしようもない縁と絆や、勇介の身に起こる変化を描く。
予告編は、大森が扮する勇介の「人はなにゆえこの世に生を受けるのでしょうか」という魂の叫びから始まる。故郷に戻った勇介に対し、誰もが怪訝な表情を見せるなか、唯一笑顔を見せてくれた京子との出会いや、生きている証を性の快楽に求める勇介が京子を求める姿、やがてなし崩し的に同棲し、互いを認めることなく家族を作ることになった2人が、それでも生きることの幸せを見出そうとしていく姿を映し出していく。
また、あかねの叔母で勇介の数少ない理解者となるあかねを、出世作「ピンクのカーテン」以来およそ32年ぶりのジョージ秋山作品への出演となった美保純が演じていることも話題だが、勇介が半ば無理やりにあかねを押し倒し、関係をもってしまう場面も含まれている。そのほか、田口トモロヲ、滝藤賢一といった実力派のキャストも顔を見せている。
映像のクライマックスには、本作のメガホンをとった榊英雄監督の妻であり、シンガーソングライターの榊いずみが歌う主題歌「蜘蛛の糸」も流れる。榊は「欲望を捨てがたいというのはもちろんなのだけれど、何にも縛られず欲望に従い生きていけば、行き着くところ常人では見えないものが見えるんではないか。それは神の視線として捨てがたい魂なのでは。そんなことを映画を見て感じました」といい、同楽曲を映画のために書き下ろした。2013年に発売された榊のアルバム「AG」にも別バージョンが収録されている。
「捨てがたき人々」は、6月7日から全国公開。
(C)2012「捨てがたき人々」製作委員会
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