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野沢雅子1人3役ヘッチャラ、鳥山明氏「名人芸に感動して」

2014年3月29日 06:10

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「ドラゴンボール改」声優陣がトークショー
「ドラゴンボール改」声優陣がトークショー
(C)文化通信

[映画.com ニュース]フジテレビ系アニメ「ドラゴンボール改」(4月6日~日曜午前9時ほか)の完成披露試写会が3月28日、都内の同局で行われ、声優の野沢雅子古川登志夫らがトークショー。野沢は、孫悟空、悟飯、悟天の3役を演じるが「気をつけていることなんかない」とヘッチャラ。原作・鳥山明氏は「3人の声を一瞬で見事に使い分ける野沢雅子さんの名人芸に感動してください」とコメントを寄せた。

ドラゴンボールZ」のリマスター版「改」待望の魔人ブウ編。セリフも新たに録音されている。主人公・悟空、息子・悟飯に加え、弟・悟天も登場し、野沢にとっては負担増。しかし「絵を見たら自然と切り替わるの」とまったく意に介さず、むしろ生き生き。ピッコロ役の古川は「天才ですよね。マネできません」と感服しきりだった。

TVアニメシリーズは3年ぶり。野沢は「スタジオに入ったら全員が一気に前に戻る。ブランクはない」と、77歳でまだまだ元気。「Z」放送開始から今年で25年、いまや世界的大人気コンテンツ。「日本の作品ですから、日本人全員、赤ちゃんにいたるまで見てほしい。おもしろいですよ」と力を込めた。

魔人ブウ編を描き「これ以降、闘いの漫画を描く気がしなくなってしまいました」と明かした鳥山氏。「どんどん強く変化するブウとサイヤ人達、そしてネタバラシしてしまいますが、ラストの元気玉に注目です」と期待を寄せた。

物語はセル編後から幕開け。「Z」本編が鳥山氏の原作に近い形で再編集されスピーディーに、またデジタルリマスターにより映像がより鮮明に。特に、オリジナルフィルムから目いっぱいに16:9で抜き取り、画面の左右は「Z」当時に見えなかった部分まで見えるようになる。

キャストは再結集。一方で主題歌は一新。オープニングは前作(2009年~2011年)に続き谷本貴義(Dragon Soul)が担当し、森雪之丞作詞の「空・前・絶・後 Kuu‐Zen‐Zetsu‐Go」で盛り上げる。エンディングはドラゴンボールを見て育った世代のバンド・グッドモーニングアメリカが「拝啓、ツラツストラ」で締める。

試写会にはゲストでお笑いコンビ・ハリセンボンが登場。近藤春菜は「魔人ブウじゃねえよ!チョコにして食ったりしねーし!」と笑わせ、手応えをつかんだよう。「ヤジロベーなんかも似ている」と自分でこぼしていた。(映画.com×文化通信.com)

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