本広克行監督、新たな才能発掘に意欲 「攻殻機動隊ARISE」ショートムービー完成披露
2014年3月29日 15:12

[映画.com ニュース] 本広克行監督がプロデュースする「攻殻機動隊ARISE border:less project」の完成披露プレミアが3月28日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われた。本広監督から指名された若手クリエイター5人が参加し、人気アニメ「攻殻機動隊ARISE」からインスパイアされたショートムービーを制作。バラエティに富んだ作品群に、本広監督は「こうした企画で新しい才能をどんどん世に出していければ」と意欲を見せた。
士郎正宗氏の「攻殻機動隊」連載開始25周年を記念するプロジェクトの一環で、「ひとつの作品からいろんなコンテンツが生まれるのが、攻殻ならでは。新しいプロモーションの試みとしても楽しんでもらえたら」(本広監督)。
この日、披露されたのは「FORESEEING 2027」(監督:笹口悦民)、「memory」(監督:山口淳太)、「COLOR」(監督:尾野慎太郎)、「島村ユキは田中ケンジを忘れない」(監督:山岡大祐)、「WORKING HIGH」(監督:梅脇かおり)の計5タイトル。各作品の上映後には、本広監督とクリエイターが作品のモチーフや製作過程について、トークを繰り広げた。
現在、「攻殻機動隊」の実写化権がハリウッドにある関係で、キャラクターや設定を直接的に実写化できない状況だといい、クリエイターたちは一応に悪戦苦闘した様子。その結果、各人が自由な発想と持ち前の映像技法を駆使した作品が勢ぞろいしたが、本広監督は「ん?って作品もある」「とりあえず内容を説明して」「かなりわからない」とジョーク交じりに辛口批評。それでも「実はこういう作品が出てきてほしかった。こんな映画のあり方もあるんだと感心した」と健闘をたたえていた。
「攻殻機動隊ARISE border:less project」はオフィシャルサイト(http://www.production-ig.co.jp/borderless/)、youtube、バンダイチャンネルで公開中。「攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears」は6月28日から全国で公開される。
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