引退した琴欧洲が俳優進出? 阿部寛も「ぜひ」と背中押す
2014年3月26日 19:47
[映画.com ニュース]俳優の阿部寛が3月26日、都内で行われた主演作「テルマエ・ロマエII」の完成披露イベントに出席。本作に特別主演し、先日引退を発表した元大関・琴欧洲関が「今後も俳優? ぜひ阿部さんの胸を借りて、よろしくお願いします」と抱負を語ると、阿部は「ぜひ! 現場で僕より大きい人はいないんで」と背中を押していた。映画には日本相撲協会の協力のもと、総勢17人の現役&元力士が出演している。
ヤマザキマリ氏の人気漫画を原作に、阿部演じる古代ローマのテルマエ(浴場)設計士が現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化を学んでいくコメディ。本作では斬新なテルマエを作ったことで人気者になった主人公・ルシウスが、コロッセオの剣闘士たちを癒すテルマエの設計を依頼される。
古代ローマ人役で続投した阿部は「前回はなりきれるか心配だったが、今回は迷いがまったくなく、“探り”なしで面白いことを追及できた」と自信の表情。前作が興収60億円に迫る大ヒットを記録し「続編ができたのは、皆さんに受け入れていただいた証拠。すべての面で前作からスケールアップしている」とアピールした。
この日は阿部をはじめ、共演する上戸彩、宍戸開、竹内力、菅登未男、いか八朗らが出席。劇中には阿部と上戸の混浴シーンもあり「とてもきれいな背中をしていた」(阿部)、「いえいえ、だらしない背中で……。ちゃんとジムに通えば良かったと後悔している」(上戸)。前作から続投の武内英樹監督は「前回、海外の映画祭にも呼ばれ、たくさんの皆さんに見てもらったので、今回は相撲や温泉といった日本文化をより楽しんでもらいたかった。笑いは前作から3割増しです」と話していた。
「テルマエ・ロマエII」は4月26日から全国で公開。