中国の劇場15館、売り上げを過少申告
2014年3月10日 22:55
[映画.com ニュース] 中国の劇場15館が、興行収入を過少申告していたために処罰されることになったと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
劇場側によるチケット売り上げの過小報告は中国で問題となっており、ある専門家によれば、2013年の累計興行収入は実際よりも10%以上低く申告されている可能性があるという。中国はアメリカに次ぐ世界第2位の映画市場で、急激に映画館数が増える一方で、税金逃れのために売り上げを低く申告する劇場主が増えている。
管轄する中国国家新聞出版広播電影電視総局は、チケット販売のソフトウェアを5月1日までにアップデートすることや、配給会社に劇場を定期的に調査し、違反者を報告するよう促すなどの対策を取っている。
今回は15館が摘発され、違反の度合いによって、口頭での注意から無期限の上映禁止までの処罰を受けることになるという。