柳楽優弥、舞台「金閣寺」主演に強い意気込み「初日までに坊主にする」
2014年2月26日 10:15

[映画.com ニュース]三島由紀夫の不朽の名作を宮本亜門が大胆に演出した舞台「金閣寺」が、「誰も知らない」でカンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥を新たな主演に迎え、再演される。都内のスタジオで稽古初日の顔合わせ会見が2月25日に行われ、スタッフ、キャスト(柳楽、水橋研二、水田航生、市川由衣ら)がそれぞれ意気込みを語った。
KAAT神奈川芸術劇場のこけら落とし公演であり、同夏にはニューヨークでも上演されて絶賛を浴びた作品だけに「自分が演出を手がけ、自分の子どものように思える作品たちのなかでも本当に愛おしい」と語る宮本。「今回はより実年齢が近い主演を迎えますし3年経って情勢も変わっていますから、新たな作品を作るような気持ちで、いまやる意味というのを考えつつ作っていきたい。若い世代の人たちにとっても、いまの自分や存在理由、国というものについて考え、自分と向き合ういい経験になると思っています」
舞台は蜷川幸雄演出の「海辺のカフカ」以来2度目となる柳楽は、吃音という障がいをかかえて苦悩する溝口に「すごく共感できた」という。「内界と外界の鍵が錆びついてしまっているというところから始まって、最後の心境に至るまでの、溝口の心の変化をしっかり演じられたらな、と。正直言ってめちゃめちゃ緊張しているのですが、僕なりの溝口に全力で挑みたいと思っています」
柳楽の主演は、宮本の熱いラブコールで実現した。「柳楽くんのことは、面白い役者さんだな、と思っていたんです」と宮本。「この溝口という役に関しては、その心情に共鳴できるという根源的なものが必要だと思っていて、彼にはそれがあった。彼は美辞麗句なんて一切言わない、よく考えてからボソッと言うんですが、非常に正直な人。溝口として存在する力があると思っています」
金閣寺の徒弟である溝口を演じるにあたり、インターネットで検索して京都の禅寺へ行ったという柳楽。「太極拳や座禅をやりました。役作りとしては、実際に所作を学べたのがよかったです。この経験を生かしたい。初日までには頭も坊主にします!」
「金閣寺」は、4月5日から19日まで、赤坂ACTシアターで上演される。
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