「ジャック・タチ映画祭」開催 劇場初公開作含む全作を一挙上映!
2014年2月16日 11:20
[映画.com ニュース]アカデミー賞外国語映画賞受賞作「ぼくの伯父さん」などで知られるフランスを代表する映画監督で喜劇役者ジャック・タチの全作品を、デジタルリマスターで上映する「ジャック・タチ映画祭」が、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで4月12日から開催されることが決定し、このほどタチ監督作品の魅力が凝縮された映画祭予告動画が公開された。
人間の滑稽さや愚かさをユーモアで描きだすエスプリの効いた作風と、細心のこだわりにより完璧につくられた映像美は、今なお世界中の人々に熱狂的に愛され続け、同時代のオーソン・ウェルズやジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーらを魅了し、緻密に計算された音楽や音の使い方も多くのミュージシャンに影響を与えている。
タチはフランス初のカラー撮影、70ミリフィルムの使用、ビデオカメラ撮影、音声トラックのミキシングなど、最先端の技術を使い独自の世界観を作り上げ、公開後に自ら映画館へと足を運び観客の反応によって編集し直すこともあったという。
1作品を除いた全作品が2013年にデジタル修復が行われた決定版で、タチが制作当時に意図したことを忠実に再現するために、撮影日誌や制作資料から当時の手紙まで読み込み作業を行った。そして、現存する素材から状態が良い部分を厳選し、各作品に適した方法で、タチが意図した編集を可能な限り復元することに成功した。
自らを破産に追い込んだ、フランス映画史上屈指の超大作「プレイタイム」、タチが演じるユロ伯父さんが活躍する「ぼくの伯父さん」、遺作であり劇場初公開となる「パラード」、17分の未公開シーンを追加したデビュー作「のんき大将脱線の巻」(完全版)など長編全6作品と、監督や脚本を手掛けた短編、娘ソフィー・タチシェフの監督作など日本初上映作を含む7作品も併せて上映する。
「ジャック・タチ映画祭」はシアター・イメージフォーラムで4月12日~5月9日開催。
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