中井貴一「柘榴坂の仇討」に主演!阿部寛×広末涼子×中村吉右衛門と共闘
2014年2月4日 06:00

[映画.com ニュース] 日本を代表する俳優・中井貴一が、若松節朗監督の最新作「柘榴坂(ざくろざか)の仇討(あだうち)」に主演していることがわかった。浅田次郎氏が2004年に発表した短編集「五郎治殿御始末」に所収された一編を映画化。中井にとっては、「壬生義士伝」(03)以来約11年ぶりの浅田作品出演となる。
中井が演じるのは、主君である大老・井伊直弼を桜田門外で失ってしまった彦根藩士・志村金吾。切腹を許されず、仇討の密命を受け敵を探す旅に出てから13年、時は江戸から明治へ流れ政府から仇討が禁じられるなか、最後の仇を探し出すという役どころだ。
「壬生義士伝」では吉村貫一郎を熱演し、第27回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた中井が、今作では時代の大きなうねりのなか不器用ながらも武士としての矜持を持ち続ける金吾に息吹を注ぐ。不退転の決意で1月5日からの撮影に臨んでおり、「時代劇離れと言われる昨今、日本人が本来持っている本当の『こころ』の文化のようなものを力いっぱい注ぎ込んで、お客様に何かを感じていただけるような映画にできたら良いなと思っています」と話している。
そんな中井のあふれ出る思いを意気に感じ、撮影現場で共闘しているのが阿部寛、広末涼子、中村吉右衛門だ。阿部は金吾の仇で直吉と名を変え生き長らえていた水戸浪士・佐橋十兵衛、広末は金吾の妻セツ、「鬼平犯科帳」以来19年ぶりに銀幕復帰を果たす人間国宝・吉右衛門は大老・井伊に扮する。
阿部は、自らの役どころを「侍のなりをしていない侍であり、人間の弱さを併せ持つ男です。深い人間像をどこまで出せるか、難しい役ですがとても演じがいを感じています」と説明。広末も、「脚本と自分の気持ちに正直に演じきることができたら、間違いなく歴史に残る日本映画になる気持ちがしています。一生懸命頑張ります」とコメントを寄せた。
プロデューサーを務める小滝祥平氏と「ホワイトアウト」以来、13年ぶりの顔合わせとなる若松監督は「宿命のライバル、金吾と十兵衛。時代は江戸から明治へと大きく変わろうとも、二人の男の生き方は何も変わらない。自らの誇りを貫いた侍たちに、思いっきり心を洗われた」という。だからこそ、「圧倒する雪景色のなかで、激しさと熱さ、そして抑制された俳優たちの静ひつな芝居を、しっかり、とらえていこうと思います」と語った。
「柘榴坂の仇討」は、9月に全国で公開。
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