AKB48が新たに「チーム8」結成へ　「会いに行くアイドル」をトヨタがサポート

AKB48には現在、チームA、チームK、チームB、チーム4の4つのチームがあり、研究生から昇格した正規メンバーはいずれかのチームに所属。東京・秋葉原のAKB48劇場で行われる劇場公演は、基本的にチーム単位で行われている。新たに誕生するチーム8は、既存の研究生から昇格させるのではなく、新規にメンバーを募る。47都道府県のオフィシャルパートナー（東京＝フジテレビ、大阪＝関西テレビ放送など）の協力を得て、全国一斉オーディションを開催。各都道府県から代表1人を選出し、その47人の候補者からチーム8メンバーを決定する。

また、「会いに行けるアイドル」をうたうAKB48だが、チーム8は「会いに行くアイドル」を掲げ、メンバーから全国各地のファンに会いに行くことを基本コンセプトとして活動。オーディションを含めたチーム8の活動をトヨタ自動車が全面的にサポートし、AKB48の正式チームを企業がサポートするという初の試みが行われる。

会見に出席したAKB48グループ総監督の高橋みなみは、「今回のオーディションはコンセプトや活動内容などがはっきりしているので、新しいAKB48の形として期待感もすごくあります」と新たな試みに胸を躍らせ、「私たちが活動で大事にしていることのひとつに『みなさんに笑顔を届ける』ということがあるので、（チーム8のオーディションや活動を通して）笑顔が日本全国各地に広がって行けばいいなと思います。トヨタさんと力を合わせて全国に笑顔を広げていければと思います」と意気込みを語った。

AKB48のチーム編成については、チーム4が11年に結成されて4チーム体制になった後、12年には総合プロデューサーの秋元康氏が、自身のGoogle＋でチーム8を作る構想があることも明かしていた。しかし、12年にチーム再編が行われ、チーム4は一度解散。A、K、Bの3チームに戻ったが、昨年、峯岸みなみをキャプテンとした新たなチーム4が結成され、再び4チーム体制に。そして今回の発表で、晴れてチーム8が誕生することとなった。

チーム8メンバーを募る「AKB48 Team 8 全国一斉オーディション」は、12～20歳までのプロダクションに所属していない女性を対象に、1月24日から応募受付を開始。WEBの応募締め切りは2月23日（郵送の場合は同日書類必着）。3月下旬にチームを結成し、5月に地方でのお披露目イベント実施、8月に劇場公演デビュー、トヨタ自動車キャンペーンを開始。11月には全国ツアーも予定している。オーディションの詳細は公式サイト（http://www.akb48.co.jp/audition/）に掲出されている。