豊田エリー、母の視点で「メイジーの瞳」を語る
2014年1月19日 07:05

[映画.com ニュース] 離婚した両親に翻弄される少女の日常を少女視点で描いた映画「メイジーの瞳」が1月18日、東京・中目黒の無料映画上映イベント「ナカメキノ」で上映され、タレントで女優の豊田エリー、映画文筆家の松崎健夫氏、映画評論家の中井圭氏がトークショーを行った。
ロック歌手の母と美術商の父の間に生まれた少女メイジーが、両親の離婚を機にそれぞれの家を行ったり来たりするようになり、身勝手な大人たちのおかしくも切ない未熟さを目の当たりにしていく。原作は「ある貴婦人の肖像」「鳩の翼」などで知られるヘンリー・ジェームズの小説。「綴り字のシーズン」のスコット・マクギー&デビッド・シーゲルがメガホンをとった。
豊田は、「好きになる映画って始まりから引き込まれる。この映画もまさにそうで、映像の雰囲気も良く、予感通り最後まで楽しんだ」とお気に入りの様子。大人の都合に振り回されるメイジーにも、「私も仕事をしながら子育てしているので子どもを預けることもあって、その時に子どもが一瞬悲しそうな顔をするんだけど、子どもはそれを隠そうとする。子どもは親が思っている以上に分かっている」と一児の母ならではの視点で語った。
同イベントの上映ラインナップを選定している中井氏は、「良い映画の条件とは、余韻をきちんと残すこと。見終わった後にも何かが始まる感じがある映画」とこだわりを語った。そして「特に子ども好きじゃなかったけれど、この映画を見てめちゃめちゃ子どもが欲しくなった。年末にずっと『結婚したい!』とTweetしてたけど、この映画のせい」と明かし、笑いを誘っていた。
松崎氏は、「『良かった』という言葉で簡単に片付けられない映画。原題『What Maisie Knew』にはない邦題の“瞳”というキーワードを頭の隅に置いて見てみると、良いポイントになると思う」と鑑賞のアドバイスを送った。豊田も、「帰り道もきっとこの映画の空気を引きずったまま帰れる。小さな幸せや楽しみを、メイジーがたくさん教えてくれると思う」。また、「良い映画はやっぱり映画館で見たいなと思う。やっぱり映画は、映画館で見るもの!」と大きなスクリーンを前に胸を躍らせていた。
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