長谷川和彦監督、弟子・斎藤久志監督は「俺には撮れない映画を撮る」
2014年1月18日 14:06

[映画.com ニュース] “ゴジさん”の愛称で知られる鬼才・長谷川和彦監督が1月17日、東京・新宿のK's cinemaで行われた斎藤久志監督作「なにもこわいことはない」のトークイベントに出席。「太陽を盗んだ男」以降、35年間に渡り沈黙を貫いている長谷川監督は、弟子である斎藤監督に「嫉妬もある。映画を撮れていることと、俺には撮れない映画を撮るなと」と称え、「長谷川も頑張ります」と期待される新作に向け、決意を新たにしていた。
同作は、子どもを持たずに2人きりで生きることを選んだある1組の夫婦の穏やかな日々を通じ、平凡な日常に潜む孤独やエゴをあぶり出したドラマ。昨年、第26回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門に出品された。
長谷川監督は、「よくこんなにじっと女の子を見つめられるよな。ストーカーみたいなやつだな(笑)。でもストーカーってやっぱり表現行為なんだよな。表現ってもともとそういうもんだろ」と持論を展開し、「俺は別のタイプの犯罪者。男の子をじっと見たい」と“趣向”を明かした。斎藤監督は、「ゴジさんは見ているって言うよりは(主人公に)なってますもんね。主人公を自分にしなきゃイヤっていう、僕はむしろ希有な作家だと思う」と語った。
長谷川監督の鮮烈なデビュー作「青春の殺人者」(1976)は、ブルーレイ化&再DVD化決定が発表されたばかりで、寡作ながらも熱烈なファンは健在。長谷川監督は「抵抗を感じる部分もある」と前置きした上で、「うたた寝している女もかわいらしく撮れていたな。寝顔をかわいらしく撮れるってすごいな」と褒め言葉を送った。長谷川監督に「怒られるのが習慣」という斎藤監督は、安堵の表情を浮かべていた。
「なにもこわいことはない」は31日までK's cinemaで上映。18日からは、神奈川・横浜のシネマジャック&ベティでも公開となる。
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