塚本晋也に師事した女性監督のデビュー作がベルリン国際映画祭に出品
2014年1月17日 00:40

[映画.com ニュース] 新鋭・坂本あゆみの監督デビュー作「FORMA」が、2月6日に開幕する第64回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に正式出品されることが発表された。この吉報を受けた坂本監督は、「魂を映画に捧げてもよいという思いが、確固たるものとなりました」とコメントを寄せた。
かつて同級生だった綾子と由香里というふたりの女性に潜む憎しみと、憎しみの連鎖による悲劇を描くことで、人間の本質や心の闇に迫ったヒューマンサスペンス。主演を務めた松岡恵望子と梅野渚の好演が光り、昨年の第26回東京国際映画祭では日本映画スプラッシュ部門の作品賞を受賞している。現在は、世界各国の映画祭から出品のオファーが殺到しているという。
坂本監督は、塚本晋也監督の現場でスタッフとして経験を積み、その後は照明技師として技術を磨きながら、ミュージックビデオのほか、ライブやインスタレーションの映像の演出を手がけてきた。初の長編監督作となった本作は完成までに6年を費やしており、「『FORMA』がなければ、私は今生きていなかったかもしれません。たくさんの方々の支えと協力でここまで来ることができました。感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。
同映画祭のフォーラム部門は、新人・若手監督の作品、アバンギャルドな作品に特化した部門。2012年にはヤン・ヨンヒ監督の「かぞくのくに」が国際アートシアター連盟賞、昨年は池谷薫監督のドキュメンタリー「先祖になる」がエキュメニカル賞特別賞を受賞した。また、坂本監督は、公式上映への出席を予定している。
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