山田洋次監督最新作「小さいおうち」とデビュー作「二階の他人」に偶然の一致
2014年1月6日 15:30

[映画.com ニュース] 山田洋次監督の82作目の監督作で、中島京子氏の直木賞受賞作を映画化した「小さいおうち」が、1月25日から全国公開される。同作には“赤い三角屋根の小さいおうち”が舞台として登場するが、1961年に公開された山田監督の初監督作「二階の他人」にも、同様の家が登場していたことがわかった。
「小さいおうち」は、昭和初期の東京郊外に建つ赤い三角屋根の家に奉公にきた女性タキ(黒木華)が、家の奥さま(松たか子)の身に起こる恋愛事件を目撃し、60年以上の時を経て、その秘密が紐解かれていく様を描くヒューマンサスペンス。50年にわたる監督生活の中で常に「家族の絆」を温かなまなざしで描き続けてきた山田監督が、初めて「家族の秘密」に迫ったミステリアスな物語だ。
そんな同作の主な舞台となるのが、“赤い三角屋根の小さいおうち”で、山田監督の記念すべき監督デビュー作である「二階の他人」にも、同様の“小さいおうち”が登場していた。「二階の他人」は、若いサラリーマン夫婦が、一軒家を立てた借金の返済のため、家の2階部分を他人に貸し、下宿人にまつわるさまざまな問題に翻弄されるという物語。監督生活50周年を記念し、東京国立近代美術館フィルムセンターで1月22日まで開催中の特集上映「映画監督 山田洋次」では、初回上映作品にも選ばれた作品で、冒頭のタイトルバックに主人公の若い夫がブロックで作っている家が映し出され、その家がまさに三角屋根の“小さいおうち”になっている。
「二階の他人」はモノクロ映画のため、映画を見ても色まではわからないが、山田監督によれば、このブロックの家の三角屋根は赤だったという。2つの作品に登場する家に直接的な関係はないが、日本を代表する名匠のデビュー作と、監督生活50周年の年に手がけた作品との間に生まれた偶然の一致であり、また、大阪府豊中市にある山田監督の生家も同様の家であるということから、山田監督がかねて三角屋根の家に愛着を持っていたことがうかがえる。
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