米ABC、女性視聴者向けの番組編成で成功
2014年1月6日 14:50
[映画.com ニュース] アメリカの4大ネットワーク局のなかで、ABCが奮闘しているとニューヨーク・タイムズ紙が報じている。
同局には、高視聴率を期待できるNFLなどのスポーツ中継がほとんどない。親会社のウォルト・ディズニーがスポーツ専門局ESPNを所有しているためで、スポーツに関心の薄い女性層をターゲットにした番組を積極的に展開している。
「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」や「SCANDAL」「リベンジ」「Nashiville」といったメロドラマ要素の強いドラマを放送した結果、全視聴者の約62%が女性になった。実際、女性に人気のあるドラマのトップ5はすべてABCで放送されており、スポーツ番組に依存しなくても成功できることをABCは証明している。
ただし、最近は女性視聴者層向けドラマが多すぎるため、「アベンジャーズ」のスピンオフドラマ「Marvel’s Agents of S.H.I.E.L.D.」などでバランスを取ろうとしているという。