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中井貴一の人生初ユニホーム姿に波瑠「まぶしく見えます」

2013年12月18日 19:30

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目指せ甲子園! 原作は重松清の「アゲイン」
目指せ甲子園! 原作は重松清の「アゲイン」
(c)2014「アゲイン」製作委員会

[映画.com ニュース] 人気作家・重松清氏の新作小説を映画化する「アゲイン」(大森寿美男監督)の撮影が12月15日、埼玉・越谷市民球場で行われ、主演の中井貴一が人生初となる野球のユニホーム姿を披露した。ヒロイン役の波瑠は、「ユニホームでなくても皆さんもちろん素敵ですが、ユニホーム姿はまぶしく見えます」と、中井をはじめチームメイト役の柳葉敏郎西岡徳馬に最敬礼だ。

社会人となった元高校球児たちが「マスターズ甲子園」出場を目指し、遠い過去の苦い青春を乗り越えていく姿を描く。この日は、地区予選の決勝戦という重要なシーンの撮影が行われ、3人はグラウンドの土にまみれながら熱いプレーをみせた。野球未経験で「52歳にして初めてノックを受けていい経験になった」という中井は、送りバントを1回で成功させ特訓の成果を存分に発揮した。

甲子園への思い入れが人一倍強かった、野球部の元エース役を演じる柳葉は「草野球しか経験がないけれど、中年を迎えての新たな青春を味わっている感じで非常に楽しんでいます」。一方、高校球児だった西岡は、母校がマスターズ甲子園の予選に出場していたことを明かし「(同級生たちを)ビックリさせたい」と意気込みをみせる。元マネージャー役の和久井映見は、キャップを脱いで挨拶する姿を見て「野球に関わる人たちが持っている誇りや尊敬を感じました」と感想を語った。

メガホンをとった大森監督は、役者の自然体の演技を称え「柳葉さんの投球フォームを見たとき、CGを使わずに済むなと思いました」と手ごたえを感じている様子。さらに、「野球のチームプレーのように、人と人とのつながりを大事に描く人間ドラマにしたいです」と語った。クライマックスのシーンは、兵庫・阪神甲子園球場で12月21、22日に撮影される。

サラリーマンの坂町(中井)のもとに、高校時代ともに甲子園を目指した野球部のチームメイトの娘・美枝(波瑠)が訪ねてくる。東日本大震災で父をなくした美枝は、高校野球部OB・OGのための大会「マスターズ甲子園」にボランティアとして参加しており、坂町に出場を提案。かつてのチームメイトと再会した坂町は、くすぶっていた思いに突き動かされ、夢の舞台への再挑戦を決意する。

「アゲイン」は、2014年秋の公開予定。

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