「サウンド・オブ・ミュージック」エリノア・パーカーさん死去
2013年12月10日 20:05

[映画.com ニュース] ミュージカル映画の傑作「サウンド・オブ・ミュージック」で知られる女優のエリノア・パーカーさんが12月9日(現地時間)、米カリフォルニア州パームスプリングスにある自宅近くの医療施設で、肺炎による合併症のため息を引き取った。91歳だった。
1940年代初頭から映画に出演するようになったパーカーさんは、札付きの囚人へと変ぼうする19歳の少女を演じた「女囚の掟」(50・日本劇場未公開)でベネチア国際映画祭の女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞に初ノミネートを果たす。翌年の「探偵物語(1951)」、55年の「わが愛は終りなし」でも同賞にノミネートされ、6年間で3度のオスカー候補という活躍をみせた。
“千の顔をもつ女”と称されるほど作品ごとに違う表情をみせ、オットー・プレミンジャー監督・フランク・シナトラ主演「黄金の腕」などにも出演。65年の「サウンド・オブ・ミュージック」では、クリストファー・プラマー演じるトランプ大佐の婚約者・男爵夫人役を演じた。
銀幕で活躍する一方で、60年代からテレビドラマにも出演し、「0011ナポレオン・ソロ」「ハワイ5-O」などの人気作に参加した。最後の映画出演作となった79年の「サンバーン」以降も、ドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」などにゲスト出演し、91年のテレビ映画「Dead on the Money(原題)」が遺作となった。
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