松岡充「ブランカニエベス」鬼才パブロ・ベルヘル監督との思い出を語る
2013年12月7日 19:45
[映画.com ニュース] グリム童話「白雪姫」にスペインの国技である闘牛を織り交ぜたダークファンタジー「ブランカニエベス」が12月7日、東京・新宿武蔵野館で封切られた。本作のパブロ・ベルヘル監督は、現在活動休止中の人気ロックバンド「SOPHIA」が1998年に発売したシングル 「黒いブーツ~oh myfriend~」 のPVを演出しており、ボーカル・松岡充が公開記念トークイベントを行った。
スペインのアカデミー賞と呼ばれる第27回ゴヤ賞で、作品賞ほか最多10部門を制した意欲作。天才闘牛士の血を継ぐ少女カルメンは、意地悪な継母に虐げられながらも、やがて「白雪姫」という名の女闘牛士として頭角を現していく。数奇な運命に翻弄される少女の姿を、モノクロ&サイレントで描き出した。
現在もベルヘル監督と親交があるという松岡は、「スペインに遊びに行った時、パブロに『絶対に闘牛は見た方がいい!』と言われ見に行った。ヤバイっすよ! スペインの伝統で培われてきた祭事なので外からの価値観で判断できないけれど、とにかく衝撃だった」と思い出を振り返った。
また、「パブロに勧められて行ったトルモニーモスという地中海沿いの街は、それまで出合ったことのない天国のような街だった。その数年後、映画祭に招待されて日本にやって来たパブロと再会した。その時の映画のタイトルが『トルモニーモス』。きっと彼は素晴らしいと思ったことを全部教えてくれたんだと思う」と絆の深さをうかがわせた。さらには、カルメンの幼少期を演じた子役の名前がソフィア・オリアであることからも、ただならぬ縁を感じていた。
松岡自身、音楽活動のほか、映画「御手洗薫の愛と死」に出演するなど多分野にわたり活躍中だが、「パブロは才能があるけれど、ものすごく苦労してきた人。これからもどんどん活躍していってほしい」とエールをおくった。
フォトギャラリー
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー