SFサスペンス「コロニー5」で使用した地下移住区は“本物”だった!
2013年11月30日 11:00

[映画.com ニュース] 氷河期の到来によって人々が地下コロニーで生活する世界を舞台にしたSFサスペンス「コロニー5」で、冷戦時代に作られたアメリカの宇宙防衛基地が撮影に用いられていたことが明らかになった。
この施設は、1963年に建造されたカナダ・オンタリオ州ノースベイにあるNORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)の基地。地下60階で、その深さは180メートルもあることから「The Hall(穴)」の通称で呼ばれており、旧ソ連の北米侵略を想定した防衛ラインを目的に作られたものだ。
外装はカンブリア期以前の石を使用し、それが銃弾を貫通させない防御壁として機能。広島型原爆の267倍の威力を誇る4メガトンの核爆発にも耐えられる設計となっている。すでに06年に閉鎖されて廃墟となっているが、その雰囲気が、映画の舞台となる地下コロニーの閉塞感を見事に表現、物語に抜群の緊張感やスリルを与えているのは確かだ。
コロニー住人のリーダーであるブリッグスに扮したローレンス・フィッシュバーンは「ものすごく古くて、長い間使われていなかった。山奥にあり、不気味で恐ろしい」と、その感想を基地での撮影模様を収めたメイキング映像でコメント。コロニー乗っ取りを企むメイソンを演じるビル・パクストンは「車両でトンネルを進むが、現実とは思えない。まるで巨大なセットか遊園地のアトラクションだ」、ケビン・ゼガーズは「酸素が薄いから、普通の日よりも少し疲れる」と語り、同地の異様さを語っている。
さらに、メイキング映像では“汚染服はここへ”という注意書きが記されたボードや迷彩服を着た軍人たちが指揮を採っている姿も捉えられおり、基地が極めて非日常な空間であることをうかがわせている。「コロニー5」は、フィッシュバーンやパクストンをはじめとする実力派俳優を迎え、氷河期の生き残りが暮らす地下コロニーで繰り広げられる決死のサバイバルを描く。TSUTAYA限定で現在DVDレンタル中(セルDVDは2014年1月29日発売)。
(C)2013 Colony Productions (Ontario) Inc. & Productions Colony (Quebec) Inc.
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