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M・T・ジョルダーナ監督が未解決事件に挑んだ新作予告で描く激動のイタリア

2013年11月8日 14:00

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「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」の一場面
「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」の一場面
(C)2012 Cattleya S.r.l. – Babe Films S.A.S

[映画.com ニュース] 「輝ける青春」のマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督が、イタリアを震撼させたフォンターナ広場爆破事件を題材に撮りあげた「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」の予告編を、映画.comが独占で入手した。

2012年ダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、最優秀助演男優賞など3部門に輝いたヒューマンサスペンス。事件発生から44年を迎えた今なお、真相は解明されておらず、イタリア最大の未解決事件とされる事件を、緊迫感に満ちた映像で映画化した。バレリオ・マスタンドレアが事件を追う刑事、「題名のない子守唄」のピエルフランチェスコ・ファビーノが謎の死を遂げる容疑者を演じる。

1969年、イタリア・ミラノ。学生運動の熱が高まる最中、フォンターナ広場に面した農業銀行が爆破され、死者17人、負傷者88人を出す大惨事が発生する。無政府主義者による犯行を疑うミラノ警察は容疑者たちを逮捕していくが、現場指揮官のカラブレージ警視は捜査に疑念を抱いていた。しかし、リーダー格と見られる容疑者のひとり、ピネッリが取調べ中に転落死したことから、事態は急展開を迎える。

予告編は、当時大ヒットしたギリシャのバンド「アフロディテス・チャイルド」の名曲「雨と涙」にのせ、激動の時代の熱気がよみがえる。捜査にあたるカラブレージが、事件隠ぺいを画策する政府の思惑、交錯する捜査関係者の推測に翻ろうされ、苦悩する姿が生々しく浮かび上がる。ピネッリの死は事故、それとも殺人なのか。事件に隠された事実がスリリングに暴かれていく。

フォンターナ広場 イタリアの陰謀」は、12月21日から全国で公開。

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