ホリプロTSC、今年は“栃木訛り”20歳が栄冠!ノンノでデビューし女優も
2013年11月5日 12:13
[映画.com ニュース]多数のスターを輩出してきた、毎年恒例の大規模女性オーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン(TSC)」の2013年決戦大会が11月4日、都内で行われ、栃木県出身の佐藤美希さん(20)がグランプリに輝いた。ファイナリストで最年長ながら、「訛りもあって標準語もあんまり……」と初々しい看護専門学校2年生。大会とコラボした人気誌「non-no」のモデルとして芸能界デビューすることが決まった。
今年のTSCは、女性ファッション誌「non-no」や「Seventeen」(ともに集英社)とコラボし、“モデル”の新人発掘に特化。応募総数2万216人から、書類審査、地方予選、そして厳しい合宿審査を経て選抜されたファイナリスト12人が、芸能界デビュー切符をかけランウェイで最終決戦。一から学んだウォーキングなどを披露、モデルの被写体としての魅力をアピールした。
「non‐no」「Seventeen」の両編集長も厳しい目を光らせるなか、ひときわ輝いたのが栃木訛りの20歳・佐藤さん。最年長者らしい大人びたウォーキングで魅了する一方、トークでは得技・柔道の内股のポーズを決め和ませるなど天真爛漫。「20歳という年齢ではあるが、少女の表情、大人の表情など様々な加点があった」(ホリプロ・佐藤哲也実行委員長)と高く評価され、栄冠を勝ち取った。
当の佐藤さんは「信じられない!」「頭が真っ白!」。それでも、会場に駆けつけた家族の顔を見つけ「一人ではここまで来られなかった。応援してくれた人に感謝したい」と喜びが込み上げた。「やっと親孝行できた」と親思いで、賞金100万円の使い道も「貯金して、あとは両親に返せれば。マッサージ券とか旅行とか」と話した。
「誰からも憧れてもらえるようなモデル」になるのが夢。佐藤ありさのようになりたいと言う。身長166センチ。クラシックバレエを3歳から10年間習い、中学時代には柔道部に所属するなど、柔軟性には自信。通う専門学校では看護実習もあるが、今後の芸能活動との両立については「両親と考えたい」と話した。
ホリプロ所属が決まり、「non-no」でのデビューととともに、ジャパンゲートウェイのCM出演、日本民間放送連盟のラジオ親善大使起用も決定。モデル業だけでなく幅広い活躍が期待される。「non-no」には女優として活躍するモデルも多く「私もできたら。でも、滑舌が悪いので……頑張る」とはにかんでいた。
芸能界の登竜門的イベントとして38年目を迎えたTSC。1976年のスタート以来、榊原郁恵、井森美幸をはじめ、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、May'n、小島瑠璃子、田所あずさ、そして昨年グランプリの優希美青まで、女優、バラエティタレント、アニソン歌手、声優など幅広くスターを輩出してきたが、今年は「第38回 ホリプロタレントスカウトキャラバン2013 non-no Seventeen モデルを目指せ!」と銘打ち、モデル界に新星を送り出した。特別賞などはなかった。
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