吉田恵輔監督、「麦子さんと」劇中アニメ「今ドキッ同級生」のシリーズ化目論む
2013年10月22日 13:15

[映画.com ニュース] 堀北真希がアニメ好きのオタク女子に扮する映画「麦子さんと」の公開を記念し10月21日、東京のアニメイト池袋本店で吉田恵輔監督がトークイベントを行った。
アニメの声優になることを夢見る麦子が、疎遠だった母親があっけなく他界したことを受け、母の知られざる青春時代をたどりながら家族の絆(きずな)を再確認していく姿を描く。松田龍平が兄の憲男役、余貴美子が母の彩子役を演じた。
無類のアニメ好きで知られる吉田監督は、麦子のお気に入りのアニメとしてオリジナル劇中アニメ「今ドキッ同級生」を構想し、「攻殻機動隊」などで知られるProduction I.Gに制作を依頼。「ずっと作りたかったアニメで、きっとこれを作ることができる場所は『麦子さんと』しかないだろうと。映画の中ではまだまだ出し切れていないので、もっと見たい方はProduction I.Gにバンバン言ってくれれば、ちゃんとした作品になると思う!」とシリーズ化を目論んでいた。
「今ドキッ同級生」は、主人公の高校生メグがイケメンの異母兄とバーチャル世界で謎のハッカー集団と戦っているという物語で、「女の子が制服で戦うアニメが好き。『プリキュア』や『とある科学の超電磁砲(レールガン)S』などの要素を集めたバッタもんのような感じ」と説明。さらに、「これからは他の映画でも小出しに『今ドキッ同級生』を出して、10年くらいかけて物語が少しずつ見えてくるような感じにしたい」と地道な計画を立てていた。
麦子のアルバイト先も東京のアニメイト渋谷というこだわりようで、理由は「素敵だから! ここに堀北真希さんがいたら面白いだろうなと、だめもとで聞いたらオッケーしてくれた」とニヤリ。現在は、女性漫画家・荒川弘氏による人気コミックを実写映画化した「銀の匙 Silver Spoon」の編集作業の真っただ中だそうで、「漫画を映画にするのは非常に大変だけど、面白いと思ったので今後もチャレンジしたい。『麦子さんと』みたいなオリジナルもやりつつ、ちょうどいい感じに両立していきたい」と野望を明かした。
「麦子さんと」は12月21日から公開。
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