キューブリック、「博士の異常な愛情」続編をT・ギリアムに撮らせたがっていた
2013年10月20日 17:30

[映画.com ニュース] 故スタンリー・キューブリック監督が生前、傑作「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(1964)の続編の構想を温めており、そのメガホンをテリー・ギリアム監督にとってほしいと考えていたことが明らかになった。
ギリアム監督が米Twitchとのインタビューで明かした。ギリアムは、「キューブリックの死後、彼と交渉のあった人物から聞いた話だが、キューブリックは『博士の異常な愛情』の続編を私に監督させたいと考えていたらしい。彼の死後に初めて知った話だが、それはぜひともやりたかったよ」と話した。
事実、同作の脚本をキューブリックとともに手がけたテリー・サザーンは、1995年に死去する以前に「Son of Strangelove」と題された続編の脚本に着手していたという。続編では、オリジナル版でピーター・セラーズが演じたストレンジラブ博士が、自分以外は女ばかりという地下シェルターにいるという設定だった。残念ながら、ギリアム以外はキューブリック、サザーン、セラーズ全員が故人となっている。
「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」は、東西冷戦時代を背景に、戦争が世界の破滅を導くことをシニカルに描いたブラックコメディ。ストレンジラブ博士、米大統領、英国空軍大佐の3役を演じたセラーズの主演男優賞ほか、作品賞、監督賞、脚色賞の4部門でアカデミー賞にノミネートされた。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI