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フェルナンド・トルエバ監督が初来日「ふたりのアトリエ」「チコとリタ」を語る

2013年10月15日 12:30

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初来日したフェルナンド・トルエバ監督(右)
初来日したフェルナンド・トルエバ監督(右)

[映画.com ニュース] スペイン語・ポルトガル語圏の話題の映画を紹介する「第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013」東京会場最終日の10月14日、LBFFアワード10周年記念ドニータ賞が発表され、「ふたりのアトリエ ある彫刻家とモデル」で監督賞を受賞したスペインの名匠フェルナンド・トルエバ監督が来日し、ティーチインに参加した。

1993年のアカデミー賞外国語映画賞受賞作「ベルエポック」で知られるトルエバ監督は、今回が初来日。空港到着後すぐに会場に駆けつけ「日本はものすごく遠くてほかの星にあるかと思っていた」とジョークを飛ばしながらも、「初来日ですが、今後も何度でも訪問したい」と映画ファンからの質問に丁寧に答えていた。

最新作「ふたりのアトリエ ある彫刻家とモデル」の構想は、画家になりたかった監督の少年時代が関係しているそうで「少年時代から好きだったピカソも芸術家とモデルをテーマにした作品を多く残しています。晩年は絵画の中で性的な魅力、若さと老いをテーマにしており、そのテーマから死に立ち向かおうと思ったのだと私は考えました」と明かす。イタリアの名女優クラウディア・カルディナーレの起用については「私の子どもの頃からのアイドルで、本人に出演してもらって大変うれしい。彼女は73歳になりますが、登場人物同様に若いころはモデルもしていた。本作では芸術家の妻であり寛大な人物として完璧な演技をしています」と語った。

またこの日2012年のアカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた「チコとリタ」も上映された。革命前のキューバのジャズピアニストと歌姫の恋を描いた物語で、バド・パウエルやストラビンスキーがウッディ・ハーマンのために作曲した「エボニー・コンチェルト」など劇中使用された楽曲について問われた監督は「こうした音楽はアニメでも実写映画でも使われているのは見たことがありません。多くの映画はひどい音楽を宣伝するために作られていますが、私はその反対で、良い音楽を後世に残したいと思って採用しました」と話した。

「第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013」は、T・ジョイ京都で17~20日、横浜ブルク13で24~27日、梅田ブルク7で11月8~10日開催。「ふたりのアトリエ ある彫刻家とモデル」は11月16日から全国順次公開。

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