西島秀俊主演の日韓合作サスペンス、釜山映画祭出品&来年1月末公開決定!
2013年9月30日 06:00

[映画.com ニュース]俳優・西島秀俊が主演した、日韓合作のアクションサスペンス「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」が、2014年1月24日に劇場公開されることになり、第18回釜山国際映画祭(10月3~12日)コリアン・シネマ・トゥデイ部門パノラマに、正式出品されることが決定した。西島は、キム・ソンス監督、共演の韓国女優キム・ヒョジンとともに、10月4日に行われるワールドプレミア上映に出席する予定だ。
原作は、第15回サントリー・ミステリー大賞読者賞を受賞した司城志朗氏の小説「ゲノムハザード」(小学館文庫刊)。パク・チャヌク監督らのもとで助監督を務めてきたソンス監督がメガホンをとり、記憶を奪われた天才科学者を待ち受ける謎に満ちた5日間を描く。
科学者・石神武人は、自宅で殺害された妻の死体を前にしながら、死んだはずの妻から電話を受ける。この日を境に、警察を名乗る男に追われるようになった石神は、正体不明の女記者、妻を装う女との接触を通じて、自分の記憶が改ざんされていることに気がつく。
西島が、天才科学者役で、妻の死の真相と上書きされた記憶の謎を追う。ソンス監督との最初の出会いで「映画に対する情熱と愛情を強く感じ、ぜひご一緒したいと思いました」と考えたそうで、「監督はどんなシーンも深く、丹念に演出します。それはアクションシーンでも、繊細な演技が要求されるシーンでも変わりません。俳優とスタッフを信じ、一緒に役を作って下さる監督」と全幅の信頼を寄せた。そして、「肉体的にも精神的にも本当に大変な撮影でしたが現場の集中力がとにかく高かったので、数々の素晴らしいシーンが生まれたと思っています」と自信をのぞかせている。一方のソンス監督も、「西島秀俊さんの作品に対する熱意は感動的なレベルでした」と称えた。
主人公・石神を取り巻く、ミステリアスなふたりの女性を演じるのは、「誰にでも秘密がある」などで知られるヒョジンと真木よう子。ヒョジンが敵か味方かわからない女性記者、真木が石神の妻のふりをする女・美由紀に扮する。
ヒョジンは、西島を「演じることや映画に対して本当に熱い情熱を持っている方」といい、「過酷なスケジュールのなか、大変なアクションシーンや寝られない日々が続いても、つねに意欲的で、現場を楽しんでいる姿は、周りに大きなパワーを与えていました。共演できたことに誇りを感じています」と最敬礼。ソンス監督への尊敬の念も明かし「最高のスタッフと俳優さん、そして監督に恵まれた今回の作品は、一生忘れることができない」と充実感をにじませた。真木は「監督・スタッフのほとんどが韓国の方という、日本の現場とは違う環境の中でチャレンジしたかった」と振り返った。
「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」は、14年1月24日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
【第82回ベネチア国際映画祭】オリゾンティ部門藤元明緒監督「LOST LAND」に審査員特別賞 コンペティション部門金獅子賞はジム・ジャームッシュ監督
2025年9月7日 09:22
【第82回ベネチア国際映画祭】社会派作品が目立つコンペティション ホアキン・フェニックスが夫婦で製作参加の「The Voice of Hind Rajab」が高評価
2025年9月6日 09:40
映画.com注目特集をチェック
KILL 超覚醒
【面白すぎてヤバい映画】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“超刺激作”
提供:松竹
ズートピア2
【質問:すみません、今年の冬、どの映画を観たらいいですか?】答え:私は「ズートピア2」を絶対に観ますね!!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ