「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場した幻の車デロリアン人気が再燃
2013年9月19日 11:15
[映画.com ニュース] 2015年に劇場公開30周年を迎える「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する、幻の自動車デロリアンの人気が高まっていると、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
デロリアンが唯一生産したDMC-12は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシンのベースとして使用されたことで知られ、1981年から82年までの間に約9000台が製造されている。同社は82年に倒産したため、現在はカルトカーとなっている。
今でも6500台ほど存在すると言われるデロリアン愛好家のため、現ブランドオーナーであるデロリアン・モーター・カンパニー・オブ・ハンティントン・ビーチは、オイル交換から修理までのサービスを一挙に引き受けている。特に人気があるのが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するデロリアンに似せるカスタムサービスで、タイムサーキットや時限転移装置なども取りつけてくれるという。
このサービスはいっさい宣伝しておらず、料金も4万5000ドル(約450万円)と高額だが、注文が絶えないという。すでに6台の改造を行った同社の整備士は、「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』人気はますます高まっています。85年に子どもだった人たちが、いまでは本物を所有できるだけのお金を持つようになったからではないでしょうか」とコメントしている。