大森南朋、ジョージ秋山「捨てがたき人々」実写映画化に主演!榊英雄監督とタッグ
2013年9月18日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優の大森南朋が、ジョージ秋山氏の傑作漫画を実写映画化する「捨てがたき人々」(榊英雄監督)に主演していることがわかった。同作は榊監督の故郷・五島列島で2012年5~6月に撮影され、すでに完成。10月17日に開幕する第26回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されることも決定している。
大森が演じるのは、金も仕事もなくセックスのことばかり考えている狸穴勇介。苦悩しながら生きる意義、愛と幸せの形を必死に見つけ出そうともがく姿を通して、生々しくも人間の業を描くことに真正面から取り組んでいる。大森は、「古くから友人でもある榊監督の心意気と、狸穴勇介というどうしようもない男への興味からお引き受けしました」と出演にいたった経緯を説明する。
東京国際映画祭コンペ部門への出品については、「昨年の暑い季節に監督、スタッフ、役者、皆で苦しみながら生み出した作品が東京国際映画祭コンペティション部門にノミネートという評価をいただき、非常に嬉しく思っております。最高賞を目指します」と並々ならぬ意欲。榊監督も、「ジョージ秋山先生の傑作作品に挑むのは勇気が必要でした。故郷・五島を舞台に大森さんの肉体と精神を通して、原作に負けない映画が出来たと思います」とコメントを寄せている。
同名原作(幻冬舎文庫刊)を手がけた秋山氏は、「銭ゲバ」や「アシュラ」など、人間の善悪やモラルを問う姿勢を貫き、社会問題になるほど露悪的描写の作品を発表し続けており、榊監督がこの世界観をどのように描いたのかに大きな注目が集まる。今作には、三輪ひとみが惜しげもなく裸体をさらし、翻ろうされるヒロインを演じているほか、美保純、田口トモロヲ、滝藤賢一、荒戸源次郎、寺島進、佐藤蛾次郎ら、骨太な面々を脇を固めている。
物語は、生きることに飽きてしまった狸穴勇介が故郷へ戻るところから始まる。誰もが怪訝な表情を見せるなか、顔にアザのある岡辺京子(三輪)だけが笑顔で接してくれた。生きる証を快楽に求める勇介は京子と関係を持ち、なし崩しに同棲を始める。互いを認めることなく“家族”を作ることになったふたりは、生きることの幸せとは何かを考えるようになる。
「捨てがたき人々」は、2014年春に公開。
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