よゐこ・有野晋哉ら、スペースコロニー「エリジウム」の実現可能性を熱論!
2013年9月17日 16:00

[映画.com ニュース] 「第9地区」の鬼才ニール・ブロムカンプ監督とマット・デイモンがタッグを組んだSFアクション大作「エリジウム」の公開を記念し9月16日、お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉が、グラビアアイドルの喜屋武ちあき、SF漫画家の大和田秀樹、東海大学工学部航空宇宙学科の角田博明教授、大手総合建設会社の大林組技術本部上級主席技師の石川洋二氏をニコニコ生放送に招き、本作の舞台となる“スペースコロニー”の可能性について熱く語り合った。
スペースコロニー「エリジウム」に暮らす富裕層と、荒廃した地球に取り残された貧困層とに二分された未来を舞台に、事故により余命5日と宣告された貧しい労働者(デイモン)が、生き残りをかけエリジウムへの潜入を試みる姿を壮大なスケールで描き出す。
アニメ雑誌「月刊ニュータイプ」とのコラボレーションで、「今話題の“スペースコロニー”を語りつくす」というテーマのもと議論を展開。角田氏は、エリジウムの造形について「私の知っている技術では難しい。現代の技術で実現できるかは別として、かつての豊かな地球の姿を宇宙空間に作るという人類の願望が入っている」と推察。また、「これまでの宇宙建造物の想定は人工衛星くらいの大きさで、エリジウムの直径3キロ外径60キロはかなり先の技術。ロケットで資材を運ぶと1トンあたり10~15億円のコストがかかる」と計算し、実現の難しさを力説した。
地球と宇宙を結ぶ「宇宙エレベーター」の開発に熱意を抱く石川氏は、「宇宙に行く手段であるロケットの代わりとなる、10万キロのケーブルに沿って宇宙に行く鉄道のようなもの。実現すればロケットよりも100分の1くらい安価に宇宙に荷物を運ぶことができるようになるので、スペースコロニーの実現に近づく。新幹線よりちょっと遅いスピードだと片道3週間かかるので、居住空間も必要」と構想をふくらませた。
有野は、映画の舞台である「2154年に実現できる?」とずばり質問。角田氏は、「地球の環境を平和に保全しながら、新しい技術を開発していくことが人間の英知。争いに時間を割いていては実現しない。世代を超えて知識や技術を継承していかなければいけない」と熱弁をふるった。アニメオタクとして知られる喜屋武も、「宇宙って夢があっていいですね。改めて宇宙が好きになった」と興味津々だった。
「エリジウム」は9月20日から全国で公開。
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