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パトリス・ルコント監督の初アニメ製作の裏側をメイキングでたどる

2013年9月11日 14:30

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「スーサイド・ショップ」の一場面
「スーサイド・ショップ」の一場面
(C)2012 Diabolo Films, La Petite Reine, ARP, France 3 Cinema, PCF Magasin des Suicides le film Inc., Entre Chien et Loup, RTBF

[映画.com ニュース] フランスの名匠パトリス・ルコント監督が初めてアニメーションに挑んだ「スーサイド・ショップ」(全国公開中)のメイキング映像が、このほど公開された。製作の裏側を知ることで、ルコント監督の意気込みを感じることができる。

ジャン・トゥーレ氏の小説「ようこそ、自殺用品店へ」を映像化し、無邪気で明るい少年が自殺用品専門店を営む陰鬱な一家を変えていく様子を、ブラックユーモアたっぷりに描く。ルコント監督は当初、トゥーレ氏の原作を映画化することは不可能だと考えていたそうだが、プロデューサー陣からアニメ化の提案を受け、製作に踏み切った。

ルコント監督は、キャラクターを形づくり上で、造形から感情を込めたセリフ、歌など細部にまでこだわり抜いた。今回公開された映像では、登場人物たちにどのように動きがつけられていったのか、ルコント監督やスタッフの解説に加え、本編やラフ映像を織り交ぜながら、製作の舞台裏をひも解く。モノクロの世界がカラフルに色づいていく過程は必見だ。

本作は声優の声に合わせて映像が製作され、歌を重視したミュージカル仕立てに仕上がっている。ルコント監督は声優陣のレコーディングに参加しており、セリフや歌いも細かい演出を施した。本映像でも、ピアノの周囲に集まったキャストに「全体を流れる無気力感を意識してくれ」と指示する姿が収めされており、気合いのほどがうかがえる。

ルコント監督にとって初のアニメ映画となったが、2D作品であることに「私たちは新しい手法で画面に起伏を持たせた。今までにない手法だと思うよ。2Dでも立体感を出せた飛び出す絵本のような起伏がある。平面ではあるけれど奥行きを表現できた」と自信をのぞかせている。本作は、模型を使用した遠近法の考察が行われており、2Dながら映像に奥行きを持たせることに成功した。

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