「うそパラ」実写映画化 真山明大「エロビデオと表現されると悔しい」
2013年9月6日 21:00

[映画.com ニュース] 「ヤングアニマル」で連載された、きづきあきら&サトウナンキ原作の同名漫画を実写映画化した「うそつきパラドクス」(吉田浩太監督)が、9月7日に公開される。新人女優の本山なみが初主演を務め、大胆な濡れ場に挑戦する。本山演じるヒロインに思いを寄せる草食系男子を演じたジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身の俳優真山明大が、撮影を振り返った。
草食系男子の会社員・八日堂俊介は、少しぼんやりした癒し系の同期・栖佑日菜子に思いを寄せていた。栖佑には遠距離恋愛中の恋人がいたが、それを承知の上で八日堂は「彼氏の代用品の恋人にしてほしい」と申し入れる。2人はそれぞれの寂しさを埋めるため、嘘の恋人関係をスタートさせるが、次第にその関係がエスカレートしていく。
原作は漫画だが、八日堂(ようかどう)を演じて自分自身との共通点を見つけたと話す。「八日堂は素の自分と近い存在だと思います。そのぶん素の自分が出ていて、飾らない演技ができたと思います。共通点は若干、草食系なところとか(笑)、大勢でいると自分から会話ができないところとか。八日堂も二人にならないと積極的に話せないタイプだと思いますよ」
壇蜜主演の映画「私の奴隷になりなさい」にも出演し、注目を集めた。本作でも過激な濡れ場が見どころのひとつとなっている。「とにかく頑張りました! ただすごくきれいに撮っていただけたと思いますね。撮影時は少しでも相手役として本山さんの力になれたらなと切実に思いました。あとは本山さんに対して『すみません』という気持ちが強かったですね(笑)。女優さんの方がああいったシーンは大変だと思いますから。ただ、過激なシーンを“エロビデオ”と表現されると悔しいのが本音です。どう表現するかによって変わりますが、僕も本山さんも全力で演じられたと思います」と自信を見せる。
原作ファンはもちろん、男女の関係を深く掘り下げた恋愛映画として女性にも見てほしいと話す。「もちろん過激なシーンが見どころだとは思っていますが、映画としてすごく良く撮れていると思います。だからあまり警戒しないで多くの方に見てほしいですね(笑)。それこそ、男女の関係が濃密に描かれている分、疑似恋愛じゃないですけど、共感していただける部分が多く散りばめられていると思いますよ。女性にも見ていただきたいし、楽しんでくれたらうれしいですね」
「うそつきパラドクス」は9月7日からヒューマントラストシネマ渋谷でレイトショー公開。
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