「フロスト×ニクソン」のモデルになった英ジャーナリスト死去
2013年9月3日 15:00

[映画.com ニュース] 映画「フロスト×ニクソン」のモデルになった英テレビ司会者デビッド・フロスト氏が死去したと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。クルーズ客船クイーン・エリザベスで地中海を航海している間に、心不全に陥ったという。享年74歳。
フロスト氏は1960年代からイギリスのテレビ番組の司会者として活躍し、イギリスの歴代首相6人、アメリカの歴代大統領7人を取材するなど、政財界や芸能界の著名人のインタビューを数多くこなした。最も有名なのは、74年に行われたリチャード・ニクソン元大統領に対するインタビューで、ウォーターゲート事件で辞任に追い込まれた元大統領から謝罪の言葉を引き出すことに成功した。
このときの顛末は「フロスト×ニクソン」として舞台化され、ロン・ハワード監督によって映画化された。死去の知らせを聞いたハワード監督は「堂々として、世知に長け、愉快で、礼儀正しい人だった」と故人をしのんだ。
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