ダイアモンド☆ユカイ、藤圭子さん急逝に「ファンでした」とショック隠せず
2013年8月22日 15:35

[映画.com ニュース] 1987年、熊本・阿蘇でザ・ブルーハーツや尾崎豊、BOOWYなど錚々(そうそう)たる顔ぶれが集まり、豪雨・雷雨の中で徹夜で行われたロックフェス「BEATCHILD」の映像を交え、多角的な視点で振り返るドキュメンタリー映画「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」の公開を記念し、同ライブに参加したダイアモンド☆ユカイと白井貴子が8月22日、都内で行われたトークイベントに出席した。
ちょうど26年前の8月22日から23日にかけて夜を徹して行われたこのイベントには7万2000人の観客が集まったが、夕立ちから豪雨、さらには雷雨へと変わり、現地の雨量は71.5ミリに達した。当時20代でRED WARRIORSのボーカルとして参加していたユカイは、「伝説の晴れ男」を自称するだけあってまだ雨が降ってないときの出番だったという。改めて26年前の映像を見返し「久々に見て思ったのは多くの大御所たちの中でオレが一番カッコいいと感じた」と振り返った。
一方、白井は雨が豪雨へと変わる瞬間にちょうどステージに立っており「バケツをひっくり返したみたいで、音がなくなるトラブルがあったり、目の前のモニターも取り除かれるしで何もなくなったということだけ覚えてます」と述懐。「どこでも歌ってきたけど、あれだけ何もないとこで歌ったのは初めて。ユカイくんたちはキレイで、いまになって水かけてやりたいくらい悔しい!」と苦笑いした。
この日、上映された特別映像では2人のほかに、亡くなった尾崎さん、まだデビュー間もないザ・ブルーハーツ、白井同様に雨が一番ひどい時に歌いびしょ濡れのハウンド・ドッグの大友康平、雨で自慢のツンツンヘアーが形無しの布袋寅泰らの姿が映し出された。
ユカイは「白井さんはミニスカートがセクシーだった!」とデレデレ。さらに「尾崎は弟分で、いつも『お前のはロックじゃねぇよ』とかバカにしてたんですが、見たらエネルギーが凄かったですね」と尾崎さんが力を振り絞って熱唱する姿に見入っていた。白井は「雨の音が凄くて、ちゃんと歌えているか不安だったんですが、みなさんやっぱりプロですよね。私は泣きそうな顔してますね(笑)」と懐かしそうに振り返っていた。
この日は、いま日本で最も熊本県人、ゆるキャラのくまモンも駆けつけ「BEATCHILD」の26歳の誕生日を祝うと共にユカイからギターを教わりエアギターでセッションを披露した。
またこの日、演歌歌手で宇多田ヒカルの母でもある藤圭子さんがマンションから転落死したことが報じられたが、報道陣から初めて知らされたユカイは「本当なの?」とショックを隠せない様子。直接の面識はないが子どもの頃、彼女の歌を熱心に聞いていたそうで「一番、輝いている時期にファンでした。演歌界に新しい風を吹き込んだ方。歌っている姿を見たかった。残念です」と厳しい表情で語った。
「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987」は、10月26日より公開。
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