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「ファインディング・ドリー」のエンディング変更 シャチのドキュメンタリー映画の影響

2013年8月14日 11:45

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「ブラックフィッシュ(原題)」の場面写真
「ブラックフィッシュ(原題)」の場面写真
写真提供:アマナイメージズ

[映画.com ニュース] 2015年公開予定の「ファインディング・ニモ」の続編「ファインディング・ドリー」の設定が、話題のドキュメンタリー映画の影響で変更になったと、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

影響を与えたとされるのは「ブラックフィッシュ(原題)」というドキュメンタリーで、フロリダ州のマリンパーク、シーワールド・オーランドにいるシャチのティリクムを題材にしている。ティリクムは調教師ら3人を死亡させた凶暴なシャチとして知られるが、ドキュメンタリーでは知的な巨大生物を水槽に監禁しておくことが問題と指摘し、シーワールド側を痛烈に批判している。

関係者の証言によれば、同作を見たピクサーの重役は「ファインディング・ドリー」のストーリー設定の変更を決定。物語中でシーワールドのような海洋レジャーセンターが登場するが、この場所をより自由度の高い施設に変更し、魚たちは海に戻る選択肢が与えられることになったという。

製作に4年以上の歳月をかけるピクサーが、製作中に起きた事件や社会情勢に合わせてストーリーを変更することは珍しくない。「Mr.インクレディブル」では、Mr.インクレディブルが空きビルをなぎ倒す場面があったものの、米同時多発テロの影響で別の展開に変更となっている。

ファインディング・ドリー」は、15年11月25日の全米公開予定。

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