香港大ヒットのポリティカルサスペンス、予告で暴かれる警察内部の汚職
2013年8月9日 15:00

[映画.com ニュース]2012年の香港映画界で興行収入No.1のヒットを記録したポリティカルサスペンス「寒戦」の邦題が、「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」に決定し、このほど予告編が公開された。
助監督や美術スタッフとして、多数の作品に携わってきたリョン・ロクマンとサニー・ルクが、初めてメガホンをとった今作。誘拐事件をきっかけに浮き彫りになる香港警察内部の汚職をリアルに描き、香港アカデミー賞と称される第32回香港電影金像奨で主要9部門を制した。レオン・カーフェイ、アーロン・クォック、エディ・ポン、アンディ・ラウらが出演している。
香港最大の繁華街モンコックで爆破事件が発生し、その直後に5人の警官が車ごと姿を消す。行動班副長官のリーが捜査の陣頭指揮を執ることになるが、人質救出作戦「コールド・ウォー」をめぐり、保安管理班副長官のラウと激しく対立することになる。
予告編では、警察を揺るがす誘拐事件をめぐり、カーファイ演じるリーとクォック扮するラウが火花を散らす。やがて、先の読めない物語が展開されるなかで、陰謀渦巻く汚職の実態が明らかになっていく。街中で繰り広げられる大規模な爆破シーンやカーアクションなど、臨場感あふれる映像にも注目したい。
製作費1000万ドル(約10億円)を投入し、高速道路などハリウッドさながらのセットも用意。アクション監督のチン・ガーロウは、「閉港された啓徳空港の空き地に道路をつくり、その背景に古いビルをCG加工した」と撮影秘話を披露。そして「どんな銃撃シーンも撮影可能な巨大セットをつくったことで、周りの人たちの危険を心配する必要がなく、安全に撮影できた。さらに、仕上がったシーンは本当にリアルになったよ」と仕上がりに自信をのぞかせている。
「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」は、10月下旬から全国で公開。
(C)2012, Irresistible Delta Limited, Edko Films Limited, Sil-Metropole Organisation Limited. All Rights Reserved.
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