印象派の巨匠の知られざる晩年を描いた「ルノワール 陽だまりの裸婦」予告編
2013年7月26日 16:45
[映画.com ニュース] 印象派を代表するフランスの画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールの晩年を描いた映画「ルノワール 陽だまりの裸婦」(ジル・ブルドス監督)の予告編が公開された。
本作は、ルノワールのひ孫で、写真家としても活躍するジャック・ルノワールが執筆した画家ルノワールの伝記的小説が原作。コート・ダジュールを舞台に、自由のきかない手で懸命に創作を続ける晩年のルノワールと、後に仏映画界の巨匠となる息子のジャン・ルノワール、そして、父子2人のミューズとなったモデルのアンドレが登場し、画家ルノワールの最高傑作「浴女たち」誕生に秘められた真実を描きだす。ウォン・カーウァイ監督作品などでその映像美を高く評価されるリー・ピンビンが撮影を担当した。
予告編は、アンドレがルノワール邸を初めて訪問するシーンからスタートし、アンドレが美しい肢体をあらわにしてモデルを務める姿や前線から負傷して故郷に戻ってきたジャンのエピソードを紹介する。モデルへの指示や色づかいへのこだわりなど、死ぬまで絵筆を離さなかったルノワールの絵画制作の姿勢を映し出し、光と色彩に満ちあふれた仕上がりとなっている。
「ルノワール 陽だまりの裸婦」は、今秋TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。